第4Qの攻防、福井ブローウィンズがB2昇格決める|B3リーグプレーオフ準決勝第2戦

2024/04/28

終了直後、勝利の瞬間を喜ぶトレイ・ボイドⅢ(#1)

バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の福井ブローウィンズは4月28日、福井県営体育館で徳島ガンバロウズとのプレーオフ準決勝第2戦に臨んだ。

この試合に勝利すると上位2位以内が確定、B2 昇格が決まる大事な一戦。試合終盤まで徳島にリードを奪われる苦しい展開ながら、第4クオーターで逆転に成功。96-86で勝利して決勝進出を決めた。

二戦先勝方式で行われるプレーオフ準決勝の初戦(27日)を111-65で圧勝した福井ブローウィンズ。一方、負ければプレーオフ敗退が決まる徳島について、細谷将司は「僕らの想像以上にエナジーを出してきて、ディフェンスもオフェンスも前半に関しては 徳島さんの方が上だった」と振り返る。

前半から徳島のエース、テイブリオン・ドーソンやジェレミー・コームズを中心に得点を重ねて第2クオーター、徳島は30得点。第3クオーターまでに8点のリードを奪うなど、前日に完敗を喫した福井を最後まで苦しめた。

17本のフリースローを決めるなど、37得点の トレイ・ボイドⅢ

一方、この日の福井は拙攻が目立ち、「フリースローやイージーレイアップを外す場面もあり、自分たちでペースを逃がしてしまっていた」(伊佐勉ヘッドコーチ)。ようやくリズムを取り戻したのは第4クオーターだった。

最大10点ビハインドとなった第4クオーター、伊佐HCは「4番の選手に渡辺竜之佑をつけて、田渡修人をヘルプに行かせた。残りの3人もしっかりと共有して、もうすごくいいチームディンスができたと思う」と、試合終盤の攻防について振り返った。

オフェンスでも驚異の追い上げを見せる。トレイ・ボイドⅢが3連続3P シュートを決めるなど、逆転に成功。「トレイに関してはダブルチーム、トリプルチームで仕掛けてくると予想していて練習もしていた。レシーブする選手が必要な場面で得点能力のある細谷、田渡を起用した」(伊佐HC)。

4Q残り50秒で逆転の3Pシュートを決めた細谷将司(#0)

残り5分を切ったところで、徳島のジェレミー・コームズ、塚本雄貴に連続得点を決められ、再び8点のリードを奪われたものの、残り2分には田渡、そして残り50秒に細谷が逆転の3P ポイントを決めて、逆転での勝利。

「我慢し続けて、最後の最後に自分たちのバスケットを遂行できたところは、1つ成長できた試合だったと思う」(細谷)。シーズンを通じて貫いてきたチーム戦術、指揮官の選手起用がB2昇格をかけた大一番で冴えわたった。

シーズン最多の3965人の観客数を記録。大歓声に包まれた

今シーズン、ここまでホーム無敗で臨むプレーオフ決勝では鹿児島レブナイズと対戦する。

「ここまできたらチャンピオンリングをとりたいし、みんなに取らせてあげたい。ホームで1回も負けないシーズンというのは経験がないので、そこにもチャレンジしたい」と伊佐HC。

決勝は、5月4日から6日にかけて越前市アイシンスポーツアリーナで行われる。


B3 PLAYOFFS FINALS 2023-24
福井ブローウィンズvs鹿児島レブナイズ
【会場】越前市アイシンスポーツアリーナ
【日時】(第1戦)2024/5/4(土)15:00試合開始、(第2戦)5/5(日)14:00試合開始、(第3戦)5/6(月・祝) 14:00試合開始  ※第3戦は第2戦が終了時点で1勝1敗となった場合のみ開催
【HP】あり








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#スポーツ#福井市内

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