累計販売10万個に迫る。ヨーロッパ軒監修「ソースカツ丼風やきそば」が異例のヒット|PLANT(福井)

2024/05/02

発売開始からわずか数日で5万個を完売したという異例のヒット商品が誕生。

『PLANT』(福井県坂井市)がやきそば「ペヤング」の『まるか食品』(群馬県伊勢崎市)とコラボしたプライベートブランド(PB)商品「福井名物 ソースカツ丼風やきそば」の累計販売が10万個に迫る勢いで快進撃を続けています。

地元・福井を中心に順調に売れ行きを伸ばしている「福井名物 ソースカツ丼風焼きそば」。1個213円、1ケース2566円で販売

『PLANT』担当者に取材すると、福井を代表するソウルフード「ソースカツ丼」発祥のヨーロッパ軒総本店による監修と、秘伝の特製ソースをはじめとした“味の再現性”への深いこだわりが明らかに。

「特に地元・福井にある店舗での売れ行きが顕著です(15都府県で販売中)。ケース販売(12個入り)も人気があり、手土産や贈答品として一定のニーズがある」(畭卓資上席執行役員社長室長)と、分析しています。

北陸新幹線開業を機に福井の企業とのタイアップで誕生したPB商品。「福井を盛り上げていきたい」と話す商品企画担当の栄田さん

同商品は、スーパーセンターを展開する地元企業の『PLANT』が3月16日の北陸新幹線福井・敦賀開業を記念してPB商品として企画しました。

3月11日に発売を開始すると各店舗で売り切れが続出。「初速の売り上げは当社予測の10倍」(栄田欣哉商品本部PB開発部サブマネージャー)と爆発的ヒットで再入荷まで一時、販売を中止する事態に。再開後も個数制限を続けながら、4月下旬にようやくケース販売の再開にこぎつけました。

試作を重ねて再現に至った特製ソースをサクサクの「カツ」と絡める。深めのカップが丼ぶりを連想させて商品へのこだわりが垣間見える

福井が誇る元祖ソースカツ丼の店と言えば「ヨーロッパ軒」。 『PLANT』 の商品企画担当者は「100年に1度の好機と言われる新幹線開業に合わせて、一緒に福井を盛り上げましょう」(栄田サブマネージャー)と地元への情熱とともに、ヨーロッパ軒総本店に監修を依頼しました。

甘く、酸っぱく、濃く・・・。何度も試作を繰り返した末に『まるか食品』が再現したのが、こだわりの特製ソース。あと乗せの「カツかやく」を絡めて本場のソースカツ丼風のやきそばに。手軽に福井のソウルフードが味わえる商品が誕生しました。

『PLANT』のPB商品史上、空前のスマッシュヒットとなった「ソースカツ丼風やきそば」。大々的に売り場を展開して福井を盛り上げている

『PLANT』店舗限定商品として、14府県24店舗で販売を開始(現在はオンライン、東京にある福井県や坂井市のアンテナショップでも販売)。

売り上げの約8割を福井県内が占めている状況に「まさか、これほどの勢いで売れるとは思っていませんでした。『県外に住む家族に送りたい』とケースをご購入されるお客さまもいて、郷土愛が強い福井の県民性がこの状況につながっているのではないでしょうか」と、畭社長室長。

うれしい“誤算”はまだまだ続きそうです。

商品に関する問い合わせ先 PLANT社長室 0776-72-0300







日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!

#グルメ#地域ニュース

  • ツイートするツイートする
  • シェアするシェアする
  • 送信する送信する