来季はファン心理にも注目。プロバスケットボールの福井ブローウィンズ|シーズン報告でウララ来社

2024/05/16

「ベテラン選手が多く、それぞれがチームの中での役割を考えながら取り組んだ」とシーズンを振り返った田渡選手

プロバスケットボール、福井ブローウィンズの湯本眞士代表取締役らが5月15日、ウララコミュニケーションズを訪れて、南宏季専務取締役、千葉匡取締役常務執行役員(ウララ事業部編集統括)と懇談。今シーズン、チーム設立1年目でのB2昇格とB3 優勝を報告しました。

湯本代表「来シーズンは新しいバスケットを見ることができる」

「(B2では)福井のホームゲームでも相手チームのブースターが増えてくる。ファンも負けたくないシーンが絶対に出てくる」と、湯本代表

B2での優勝とB1昇格を掲げている来シーズンについて、「とてもワクワクしている」と湯本代表。新幹線効果が期待できる富山グラウジーズや信州ブレイブウォリアーズとも対戦もあり、「選手は負けたくないが、ファンの間でも負けたくないという心理が絶対に出てくる。そういった部分がこれからどう変わっていくのか。新しいバスケットを見ることができると思う」と、語りました。

この日、湯本代表と訪れた田渡修人、小阪彰久の両選手は、福井でのシーズン1年目について振り返りました。

田渡選手「最後は一人ひとりの個性がチームとしてまとまった」

「降雪地域に住んだことがなかったので福井の冬は恐怖でした」と振り返った田渡選手

B2昇格を決めた4月28日の徳島ガンバロウズ戦では、試合終盤にトレイ・ボイドⅢや細谷将司が連続3Pシュートを決めて逆転、この日約4000人が詰めかけた県営体育館は大歓声に包まれました。

「彼らがエースとしてプレーしている中で、誰が支えるのか。彼らが調子悪かった時は誰が行くのか。選手もスタッフも探りながらやっていた。シーズンが進むにつれて、自分たちの個性がチームとしてまとまってきて、最後の30試合ぐらいは負ける気がしなかった」(田渡選手)

ホームゲーム無敗での優勝を決めた5月5日の鹿児島レブナイズ戦。田渡選手は「正直、試合内容はあまり良くなかった。それでも勝ち切れる力があるのは、1年間僕たちが追求してやり続けた結果」と、一体感を高めていったチームとしての成長に手ごたえを示しました。

小阪選手「試合後のロッカールームは盛り上がっている」

「オフは地元にも帰ります」と大阪出身の小阪選手。現在、子育て中で福井での生活にも馴染んできたようだ

小阪選手は「試合を見に来てくれるブースター(ファン)が増えていった。差し入れを届けてくれる福井のファンの存在は有難かった」と感謝を述べました。

毎回、試合後のロッカールームでは、ファンからの差し入れを巡ってちょっとした“攻防”が繰り広げられていたそうです。小阪選手は「皆さんが思っている以上に選手の間では盛り上がっている。マネージャーがそれぞれの選手のもとに届けてくれて、特にあるなしでその日のテンションが変わるのが長谷川智伸選手」とも話し、笑いを誘いました。

田渡修人選手はレギュラーシーズン49試合、ポストシーズン6試合に出場。レギュラーシーズンの3P成功率44.8%はリーグ1位。

小阪彰久選手はレギュラーシーズン45試合、ポストシーズン4試合に出場。レギュラーシーズンでは59リバウンドを記録しています。









日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!

#スポーツ#福井市内

  • ツイートするツイートする
  • シェアするシェアする
  • 送信する送信する