『W15福井 大東建託オープン』25、26日に決勝|トーナメントディレクター奈良くるみさん「福井は素晴らしい環境」

2024/05/22

5月20日に開幕したITF(国際テニス連盟)のワールド・テニス・ツアー「W15福井 大東建託オープン supported by JWT50」でトーナメントディレクターの元プロテニス選手、奈良くるみさん(シングルス最高ランキング32位)が21日、福井県庁を訪れ、鷲頭美央副知事を表敬訪問しました。

大会は、女子シングルスに第1シードの虫賀心央(名古屋LTC)や、富山大会のシングルス優勝に続いて2連覇がかかる西村佳世(Ai Love All Tennis Academy 香枦園)らがベスト4に進出。

女子ダブルスは、第1シードで富山大会ダブルス優勝の阿部宏美(EMシステムズ)/永田杏里(島津製作所)と、キム・ユジン(韓国)/リン・ファン アン(台湾)が決勝進出を決めています。

25日(土)に女子シングルス準決勝2試合と女子ダブルス決勝、翌26日(日)に女子シングルス決勝を行います。両日とも午前11時試合開始予定。観戦無料。

鷲頭美央福井県副知事(写真右)に記念品を手渡す奈良くるみさん=5月21日、福井県庁

福井大会の試合会場となっている福井運動公園県営テニス場を今回初めて訪れたという奈良さんは「ハードコートという国際基準のコートが16面そろっていることに正直、驚きました。大会運営もしやすく、素晴らしい環境を与えていただいています」と、感謝を伝えました。

本大会は26日(日)までの日程で、試合開始は午前10時(土・日曜は同11時)を予定。全日観戦無料。24日(金)・25日(土)にはキッズ、ジュニア向けのテニスクリニックなどを企画、奈良さんのほか、杉山愛さん、浅越しのぶさんが参加予定となっています。

「大会を通じて海外選手とコミュニケーションを図るなど、10代から経験を積んでほしい」と、若手の成長に期待を寄せる奈良さん

福井大会のトーナメントディレクターを務める奈良さんは父親が福井県出身。冒頭では「福井の若い選手たちに世界を間近で見てもらうことで、福井のテニス界にとっても大きな進歩となることを願っています」とあいさつ。また、「自分自身の経験から少しでもヒントになるようなアドバイスを心がけながら、もっと若手が世界に羽ばたいていける大会にしていきたい」と、抱負を述べました。

「日ごろの練習の成果を発揮して、自分を大きく成長させる機会に」と、仁愛女子高校の選手を激励した鷲頭副知事

昨年、県内初の国際テニスツアーとして開催。2年連続での開催となった福井大会について、鷲頭副知事は「プロの試合を間近で見ることができて刺激になったという反響もいただいています。県内の若い世代やプロを目指す人たちの後押しになる大会。継続的に開催できるように、改善できる部分があれば県としても協力させていただきたい」などと、来年以降の開催にも前向きな姿勢を示しました。

この日は、福井から同時開催の有明大会予予選にエントリーしている仁愛女子高校3年の明場凛さん、同1年の芹川香凛さんも表敬訪問。「地元開催への感謝を忘れずに、世界で戦う選手に全力で立ち向かっていきたい」などと意気込みを語りました。2人は24日(金)、初戦に臨みます。

『W15福井 大東建託オープン』と同時開催の有明大会予予選にエントリーする仁愛女子高校の選手や福井の大会関係者も表敬訪問

大会を開催するのは伊達公子さん、杉山愛さんら世界ランキング50位以内をマークした元プロテニス選手の有志でつくる一般社団法人「Japan Women‘s Tennnis Top50 Club(JWT50)」。

世界で活躍する選手の育成、世界進出への機会創出を目的に、ITF女子1万5000ドル(W15)の大会を昨年から開催。2年目となる今シーズンは福井のほか富山、有明、札幌で計6大会を開催します。


W15福井 大東建託オープン supported by JWT50
【期間】2024/5/20(月)~2024/5/26(日)
【会場】福井運動公園県営テニス場
【住所】福井県福井市福町3-20
【時間】月~金曜は10時、土・日曜は11時に試合開始予定
【入場料】観戦無料
※日程は天候等で変更になる場合があります
詳細は福井県テニス協会もしくはJWT50







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#スポーツ#福井市#イベント

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