プリンを紐解けば時代が見える⁉ ここ数年の福井のプリンをふり返ってみました

2024/06/04

プリンは時代を映す鏡⁉ ※画像はイメージです

卵・牛乳・砂糖とシンプルな素材でできているため、さまざまなアレンジがしやすいプリン。そのためどんなプリンに人気が集まっているかを紐解けば、時代や地域の傾向が見えてくるという研究がなされるほどの大衆スイーツです。ということで、ここ数年の間に日々ウララで紹介した福井のプリンからどんな傾向が見えてくるのか勝手に分析してみたので、プリン好きもそうでない方もしばしおつきあいを。

『茶菓菜』の「プリン・ア・ラ・モード」 ※取材当時のもの

食感については、生クリームのコクを味わいながらとろける食感を楽しむ“とろとろ”プリンが安定して出回る中、定期的にノスタルジックな固めプリンが登場(固めプリンの過去記事:「高原ぷりん」「ぷりんパフェ」)。米どころ福井ならではのお米や米粉を使用したり、野菜を加えても味にまとまりが出るのはプリンの製法が茶碗蒸しとよく似ているからかも…(お米プリンの過去記事:「永平寺だるまぷりん お米」「プリン・ア・ラ・モード」、野菜プリンの過去記事:「かぼちゃプリン」)。※日々URALA過去記事の内容はすべて取材当時のものです。購入の際はお店に問い合わせをお願いします



『永平寺だるまぷりん』のプリン ※取材当時のもの

福井のブランド食材「福地鶏」の卵を使用した場合は、素材の風味を存分に生かすためカラメルソースが不使用になるのは必然のようです(福地鶏プリンの過去記事:「福地鶏のプリン」「ふくたまごプリン」。スイーツ専門店が自社製品とプリンを組み合わせた自社開発型のプリンは、お互いの味をどう生かすか工夫している様子がうかがえます(過去記事:「コーヒーぷりん」「はちみつぷりん」「ちょこプリン」「ミルクプリン」)。ギミックタイプのプリンは“ここでしか買えない”レア感も重要な要素になります(過去記事:「恐竜発掘プリン」)。このように、福井のお米「いちほまれ」の浸透、コロナ禍を経たことでの特別な販売方法(プリンの自動販売機)、北陸新幹線福井・敦賀開業による恐竜王国福井の盛り上がりなど、時代の移り変わりをプリンが反映していると思うと、味わいもひとしおですね! ※日々URALA過去記事の内容はすべて取材当時のものです 。購入の際はお店に問い合わせをお願いします

「崖っぷりん」と「崖淵シュークリーム」

福井のプリンと言えば福井の名勝・東尋坊をプリンで表現した「崖っぷりん」450円(製造販売元:福日和)はもう味わってみましたか? 竹炭で真っ黒に仕上げたプリンとカラメルはインパクト大、添付されているザクザククッキー生地を自分でふりかけて食べる手作り感も楽しめます。もちろん味もお炭(すみ)つきですよ。(「崖っぷりん」の食べ方動画はこちら
『福日和』のインフォメーションはこちら

「崖淵シュークリーム」430円~

「崖っぷりん」を販売する『福日和』は、東尋坊から車で3分のところにある“製造工場”兼“北陸の美味しいモノを集めたセレクトショップ”です。こちらの「崖淵(がけっぷち)シュークリーム」もぜひお試しを。注文後にクリームを詰めるザクザク感が際立つシュー生地の中には、とろけるなめらかさにこだわった生のカスタードクリームがぎっしり! 日本海の海水で手作りされた越前塩もいい仕事をしています。※出来たてシュークリームの提供は10:30~17:00です(無くなり次第終了)( 『福日和』のインフォメーションはこちら

丹波大納言小豆の「あんこプリン」

お取り寄せプリンなら、創業70余年になる大阪の老舗和菓子店『福寿堂秀信』の「あんこプリン」はいかがですか。最高級とうたわれる丹波大納言小豆の風味を最大限に生かしたあんを楽しむためのプリンで、上質なあんが口の中でプリンと調和し極上の味わいに変化します。仕入れや製法にこだわった“魂のあん”を主役として引き立てるプリンとは……? 気になる方はお試しを。
『福寿堂秀信』の「あんこプリン」オリジナルサイトと購入はこちら


記事内で紹介した「崖っぷりん」と「崖淵シュークリーム」は
こちらのお店で購入できます


福日和(ふくびより)
【住所】福井県坂井市三国町米ヶ脇2-1-35
【電話】0776-89-1258
【時間】9:30~18:00 ※出来たてシュークリームの提供は10:30~17:00(無くなり次第終了)
【休日】火曜
【駐車】15台
【HP】あり
【SNS】Instagram



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