2024/05/27
ITF(国際テニス連盟)のワールド・テニス・ツアー「W15福井 大東建託オープン supported by JWT50」は最終日となった5月27日、女子シングルス決勝を福井運動公園県営テニス場(福井県福井市)で行った。
第1シードの虫賀心央(名古屋LTC)が第3シードの秋田史帆(テニスラウンジ)と対戦。7-5、6-4とストレートで勝利して、ITFツアーのシングルスで初優勝を飾った。
ITF女子1万5千ドル(W15)は女子プロテニスの最下部に位置づけられる大会で、世界ランキング獲得へのファーストステップとなる。18歳でシングルス初優勝を狙う虫賀と、34歳のベテラン秋田の対戦となった。
昨年に続いて「W15福井」に出場し、見事優勝を果たした虫賀は優勝インタビューで「福井は大好きな大会」と笑顔を見せた。大会中、福井名物の「秋吉」を食べて、連戦に臨んだエピソードも披露されて、地元・福井のギャラリーを沸かせた。
また、準優勝の秋田は「去年3月にケガから復帰して、ベテランの私にとっても下部大会を何大会も開催していただくことはとてもありがたいこと。頑張っていきたい」と語った。
「W15福井 大東建託オープン」は県内初の国際テニスツアーとして昨年初開催。2年連続での開催となった今年は5月20日(月)~26日(日)にかけて実施、父親が福井出身で元プロテニスプレーヤーの奈良くるみさん(シングルス最高ランキング32位)がトーナメントディレクターを務めた。
26日に行われた女子ダブルス決勝は、阿部宏美・永田杏里組(EMシステムズ・島津製作所)が「W15富山 大東建託オープン」(5月14~19日)に続いて2大会連続でダブルス優勝を決めた。
大会を主催するのは一般社団法人「Japan Women‘s Tennnis Top50 Club(JWT50)」。伊達公子さん、杉山愛さんら世界ランキング50位以内をマークした元プロテニス選手で構成している。
日本の女子テニス選手の世界挑戦を後押しするため、2023年に14歳以上のジュニアに出場資格がある「年齢制限のない国際大会」として国内で6大会を新設した。今年は福井のほか富山、有明、札幌で計6大会を開催。6月10日から3大会目となる「W15有明 大東建託オープン」を有明テニスの森公園で行なう。
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