マッチングアプリで「恋愛総量最大化」。福井県が『タップル』と連携

2024/05/29

協定書に署名後、記念撮影に臨む杉本福井県知事と『タップル』の平松社長=5月29日、福井県庁

県内の「恋愛総量」を最大化しようと、福井県がマッチングアプリを開発・運用している『タップル』(本社・東京)と連携協定を締結しました。若い世代の恋愛機運醸成やアプリを通じた出会いの促進などを通じて、恋愛や交際、結婚につながる機会を最大化、少子化などの社会問題の解決に連携して取り組む計画です。

今後、県内での広告・広報活動を積極的に展開することで若い世代の恋愛・結婚機運を盛り上げていくほか、県内デートスポットでのマッチングを促すキャンペーンをアプリ内で実施するなど、「恋愛総量最大化」に向けた施策を具体化していきます。

「県内の若い方が恋愛に入っていける機会を拡大できるようになる」と、連携協定の効果に期待を示した杉本知事

5月29日、杉本達治知事は県庁で『タップル』平松繁和社長との連携協定締結式に臨みました。

生涯未婚率の低さで全国的に注目を集めているものの、婚姻数の伸び悩みが見られる福井県。杉本知事は「まずは素敵な人を見つける、恋人を見つける、素敵な恋愛をする、といったところで行政が直接入り込むのは難しい部分もあり、全国トップクラスの企業との協定締結はありがたい」とあいさつ。「新幹線開業でお洒落なお店やデートスポットも増えている福井で恋愛する人が増えて、結婚や子どもが増えると街が明るく、にぎやかになっていく」と期待感を示しました。

『タップル』は「自然の出会い」に近い形で、共通の趣味をきっかけに恋愛相手を探すサービスや機能が充実しているマッチングアプリ「タップル」を開発・運用。20歳から34歳の若年層を中心に累計1900万人以上と日本最大級の会員数を持っています(2022年6月時点)。

「恋愛総量最大化」の取り組みに対して「(福井県に)積極的な意思表示をしていただいた」と、締結の経緯を説明する平松社長

連携協定の締結式後、平松社長は「例えば同級生や職場での出会いの母数は100人以下がほとんど。弊社のマッチングアプリでは、その何倍ものチャンスを生み出すことができる。まずは出会いを求めている人へのサポートに優先的にトライして、恋愛の素晴らしさを伝えていきたい」と、コメントしました。

福井県内のアプリ会員を対象に出会いや結婚観などに関する意識調査を実施して、地域特性に合わせたサービス改善を図っていくほか、県内の若い世代に向けたマッチングアプリのセミナー開催などにも取り組んでいきます。

『タップル』は『サイバーエージェント』の100%子会社で設立は2013年。これまでに全国7自治体と連携協定を締結していて、福井県は8番目となります。「本人確認」機能やオペレーターによる24時間365日監視パトロールなど、安心安全対策にも力を入れていて、2022年8月にはマッチングアプリとして初めて「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度」の認証マークを取得しています。

タップル
【住所】東京都渋谷区宇田川町40-1
【電話】03-6328-2692
【SNS】Instagram X YouTube 







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