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2024/06/28
124もの製造工程を経て、できあがる輪島塗。古くから大量の注文にも素早く対応できるよう作業の効率を求め、工程ごとに専門の職人たちが分業して生産を行ない、それらは塗師(ぬし)によって取りまとめられ、販売してきた歴史がある。そんな輪島塗の総合プロデューサーでもある老舗の塗師屋『田谷漆器店』は、食事を通して輪島塗の良さを体感してもらうための食空間『CRAFEAT』を営む。
1階はカジュアルな和食バルとして、2階は予約制のコース料理を提供しているが、料理を盛り付ける器は輪島塗が中心。すべての器にはストーリーがあり、スタッフの説明を聞きながら手に取り、愛でながら味わう料理は格別だ。
「地元は能登半島地震の被災地ということで、今は支援を目的としたご利用も大歓迎です。本物の輪島塗に触れていただき、非日常から日常のものへと普段使いしていただけるようになったら嬉しいです」と輪島出身の西浦さんは話す。
料理人
西浦智史さん
輪島市出身、23歳。高校生の頃から料理に興味を持ち、フレンチの世界へ。現在、『クラフィート』1階で腕を振るう。「輪島塗はもちろん、能登の食材を使い、少しでも復興支援に繋がればと考えています」
CRAFEAT
【住所】石川県金沢市木倉町5-2
【電話】 090-4740-4177
【営業時間】17:00~23:00(22:30LO)
【休日】火曜
【席数】1階6席、2階8席 ※一階は予約不要(予約がベター)、2階は事前予約制
【HP】あり
【SNS】Instagram