ケガ乗り越え、パリ五輪へ。山口茜選手・宮田笙子選手、杉本知事が激励。

2024/07/03

山口茜選手(中央)・宮田笙子選手(左)と握手を交わす杉本達治福井県知事=6月28日、福井県庁

パリ五輪開幕を1ヵ月後に控えた6月28日、出場内定している山口茜選手(バドミントン)・宮田笙子選手(体操)が福井県庁を訪れ、杉本達治県知事を表敬訪問しました。

1年に及ぶオリンピック選考レースを振り返った山口選手

3大会連続出場となる山口茜選手(バドミントン)は福井県勝山市出身。昨年9月のアジア大会で右脚を負傷し、数か月の離脱を経て今年復帰を果たしました。知事への報告の中では、リオ・東京とベスト8の結果に終わったことに触れ、「今回は少しでもその上を行けるように頑張りたい」と決意を語りました。

「今年は春から自信をもって演技することができ、良い波に乗れている」と宮田選手

また、鯖江高校出身の宮田笙子選手(体操)は今回が初の五輪出場。チーム全員が10代、五輪初出場というなか、最年長という立場でエース・キャプテンを務めることとなります。2年前まで、世界選手権などの舞台では最年少という立場が多かった宮田選手。たった2年で自身が最年長となったことに驚きを示しながらも、「今までたくさん引っ張ってもらったので、その経験を生かして引っ張って行ってあげたい」と意気込みます。左脚のケガの調子については、快方に向かっていることを笑顔で報告しました。

選手と懇談する杉本知事。「パリに行けるのはとても羨ましい。少しでもゆっくりと楽しんできてもらいたい」と場を和ませた

両選手とも、ケガを乗り越えながらつかみ取ったパリ五輪への切符。この日、杉本知事はケガの状態を気遣う言葉をかけながら、「県民みんなが強く応援しています。(本番前の調整では)抑えるところは抑えつつ頑張ってほしい」と述べました。

地元・勝山での激励会で、市民からの応援に「”勝ってほしい”だけでなく”楽しんで”、”ただ元気でいて”という気持ちで見守っていただけるのがありがたい」と山口選手

山口選手は同日、地元の勝山市で開かれた壮行会・激励会にも参加。
激励会では、勝山市内から駆け付けたファンや、母校・勝山高校の後輩たちの応援に照れた表情を見せる場面も。今大会での見どころについて、「小柄な割に、守りだけでなく攻撃も頑張っているので、ラリーの中で”いつ攻めるんだろう”というワクワク感を持って観てほしい」とアピールしました。

パリ五輪は7月26日開幕。バドミントン女子シングルス予選は7月27日から、体操女子予選は7月28日から始まります。今後、両選手はそれぞれ国内外での日本代表合宿を経て、パリでの大一番に臨みます。



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#スポーツ#勝山市#鯖江市

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