心に刻まれる新空間|越前くりや温泉 料理旅館かねとも

2024/09/30

越前の美を体感する特別フロア。

越前和紙や越前焼をインテリアに用いた「水仙」。
日本海を見晴らす眺望が素晴らしい

2024年7月、『料理旅館かねとも』の最上階に特別フロアが誕生した。旧客室をリノベーションしたフロアには、伝統工芸に彩られた空間で越前海岸の美しい風景を堪能する、魅力体感型のコンセプトルーム3室を新設。「刻々と表情を変える青い海や伝統工芸の粋が、思い出として心に刻まれるように」という中橋正人社長の思いから、「碧の刻」と名付けられた。

「碧の刻」と同フロアにある展望風呂も一新

フロアの入口では日本海をイメージした越前焼の陶板や越前町の魅力を墨絵で表現した越前和紙のアートがお出迎え。宿の前身が蕎麦店だったことから、ルームプレートには越前打刃物製の蕎麦切り包丁をあしらった。室内も越前和紙や越前竹細工など地元の工芸品が用いられているが、越前焼の茶器や越前漆器のルームキーホルダー、越前指物のミニバーなど、実際に使えるアイテムが豊富なのも嬉しい。「この空間が産地に興味を持ち、現地に足を伸ばす中継点になれば。これからも新しい伝統工芸の生かし方を提案していきたいですね」。

「蘭」から見た夕焼けの風景。
日本の夕陽百選に選ばれた、壮大なサンセットに心奪われる
墨絵アートと竹細工で越前海岸の夕日を表現した「牡丹」

3室のうち越前海岸に面した「蘭」と「水仙」は、窓に平行に水平線が伸び、まるで海の上に浮かんでいるような気分になれる。山側の「牡丹」も側面の窓から見える夕日が美しく、どの部屋も時がゆっくりと流れる心地良さに満ちている。何も考えず、ただぼーっと海を眺める、そんな何もしない時間を満喫したい。

エントランスに飾られた墨絵アート
越前がにを描いた越前焼の手水鉢

また、3代続く水産会社が運営する宿だけに、料理も期待を裏切らない。一年の中で長い期間に渡ってズワイガニが味わえる宿でもあり、冬の越前がにシーズン以外は、近年人気のベニズワイガニを提供。漁師町らしい豪快さと日本料理店仕込みの技が融合した料理で、越前海岸の旬を楽しませてくれる。

越前くりや温泉
料理旅館かねとも

【住所】福井県丹生郡越前町厨49-1-10
【電話】0778-37-1880
【時間】チェックイン15:00、チェックアウト10:00
【料金】1泊2食付20,500円〜/1名
【HP】あり



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#丹南#民宿

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