オーベルジュ『歓宿縁 ESHIKOTO』がオープン。レストラン・ヴィラなどの全貌を公開。

2024/12/11

福井の食と文化を発信する複合施設『ESHIKOTO』(吉田郡永平寺町)の新施設が11月26日、ついにグランドオープンしました。大人1人あたり一泊7万~のラグジュアリーなオーベルジュ『歓宿縁 ESHIKOTO(かんしゅくえん えしこと)』の他、隈研吾建築都市設計事務所が外観などを監修したベーカリー、蕎麦店などの全貌が明らかになりました。

ヴィラは最も九頭竜川に近い「JOU」、中腹に位置する「RYU」、最も部屋面積が広い「ZEN」の3タイプ全8棟

レストラン『Apéro & Pâtisserie acoya(アコヤ)』などがある既存の施設の西側に新設されたのは、オーベルジュ『歓宿縁 ESHIKOTO』、ウイスキー樽の貯蔵庫となる「サイモン棟」、蕎麦店『山や』、ベーカリー『ハレヤ』の4施設。各施設は遊歩道で結ばれており、小さな集落を散策するように行き来することができます。

広大な敷地のうち、西側の約18,000平方メートルを占めるオーベルジュは圧巻。3段の階段状の高台から九頭竜川を望む計8棟のヴィラは、「竹」をテーマにした客室、福井の「風土」をテーマにした客室など、それぞれ異なるコンセプトを持っています。

「JOUⅢ Red-朱/華やかさ」。アンティークの根来塗の箪笥や赤銅製シャンデリアなど、赤を基調としながらも落ち着いた空間

「大人」「本物」をテーマとした室内には、福井の工芸品から世界各地の民芸品、近現代作家のアート作品まで上質な調度品がちりばめられ、洗練された空気が漂います。いずれも雄大な自然を感じながらリラックスできる明るく開放的な客室で、心と体を癒すリトリートステイに最適です。

ヴィラ各棟には、戸とスリットを自由に開閉できる半露天風呂を完備。地下1000mから湧出する炭酸水素塩泉をたたえる

滞在のメインイベントである夕食の会場となるのは、ヴィラから遊歩道を下った先にあるレストラン棟。こちらには、福井市二の宮の隠れ家的日本料理店『馳走 えん』が『日本料理 えん』と店名を改め移転オープン。冬は越前がに、暖かい季節には九頭竜川のサクラマスや天然鮎など、地元の魚介類をふんだんに使った和食コースを提供します。

ヴィラと同じく黒を基調とした外観のレストラン棟。『日本料理 えん』『cadre(カードル)』の2店は棟をシェアしての交代制の営業となる

『日本料理 えん』の月に数度の店休日には、惜しまれつつ2023年に閉店した福井市高木中央のフレンチレストラン『cadre(カードル)』が復活営業。地元で獲れる魚介類やジビエを中心に、福井の伝統食を取り入れた自由な発想のフレンチコースがふるまわれます。

『cadre(カードル)』で提供されるメニューの一例。同店の濱屋拓巳シェフはオーベルジュの朝食メニューも担当

また、レストラン棟に隣接するBar棟には、福井駅前のフルーツカクテルバー『GIORNO(ジョルノ)』のオーナーバーテンダーが手がける『Bar 刻』がオープン。周囲の自然に溶け込むような三方ガラス張りの空間で、黒龍が新しく手掛けた樽酒『ESHIKOTO 刻』などの限定メニューが味わえます。

オーベルジュエリアの隣に位置する蕎麦店『山や』やベーカリー『ハレヤ』は宿泊客以外も利用することができ、既存の施設と合わせて文化商業施設としてカジュアルに楽しむこともできますよ。

歓宿縁 ESHIKOTO(かんしゅくえん えしこと)
【住所】福井県吉田郡永平寺町下浄法寺第10号15番地1
【電話】0776-50-1323 (宿泊専用ナビダイヤル)
【時間】チェックイン15:00、チェックアウト11:00
【料金】大人1人あたり7万円~(1泊2食付き/2名1室の場合)※人数・食事内容・時期によって料金は変動
【駐車場】8台
【SNS】Instagram
【HP】あり

#おでかけ#グルメ

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