楽しみ方はキミ次第! クラゲ愛あふれる小さな水族館|くにみクラゲ公民館

2025/02/04

福井市鮎川町の越前海岸沿いに建つ小さな水族館『くにみクラゲ公民館』です。水の中でふわふわと漂う幻想的なクラゲの姿が楽しめるほか、越前海岸や若狭湾をはじめ日本海に生息する生き物たちに出会うことができます。オープンな展示方法はまるで水族館の裏側を見ているような錯覚に! ものづくり体験や縁日のゲームもそろい、自由な楽しみ方ができるスポットですよ。

道路をはさんだすぐ隣には越前海岸が広がります

『くにみクラゲ公民館』館長の田中さんは県内外の水族館で勤務後、クラゲ専門店やクラゲbarを立ち上げるなど豊富な経験の持ち主。あふれるクラゲ愛や経験知をもとにした、クラゲ展示の“魅せ方”にもセンスが光ります。

暗闇の中でなまめかしく泳ぐクラゲたち

「クラゲコーナー」は、七色に変化する照明でライトアップされたクラゲが幻想的な世界をつくり、時間が経つのも忘れてしまいそうな空間です。暗闇の中に並ぶ大きな水槽の中に照らし出されたクラゲたちとの一体感も心地よく、癒しの時間が過ごせます。入口近くの小さい水槽では、顔を近づけてじっくりとクラゲの観察をすることもできますよ。

若狭湾でよく見られるミノカサゴ

ちびっ子も興味津々! の「毒のあるいきものコーナー」にはアカエイやハオコゼ、ウミケムシなどを展示。こんなに美しいミノカサゴにも、ヒレの部分のとげに毒を持っているそうですよ。

おちょぼ口がかわいらしいハコフグ

さかなクンの帽子でおなじみのハコフグは、本来は熱帯域に生息していますが、暖流にのって福井県にもやってくるそうですよ。四角い箱の様な体とあいきょうのある泳ぎ方にくぎ付けです!

カニの仲間たちを展示しているコーナー

展示コーナーは、福井ならではの「カニの仲間たち」や、「越前海岸に生息している生き物たち」「福井の海に棲むウミウシ」などのジャンルがあり、大きな水族館では脇役になるような小さな生き物たちを中心に展示。机の上に水槽を並べる展示方法なので前・横・上と色んな方向から観察することができます(平べったい水槽を底上げした展示方法の「ぺたんこ水槽」はなんと下からも観察できます!)。

クラフト体験などができる工作室

2階の工作室では無料で工作材料が使えるので(フォトフレーム作りや万華鏡など有料のものもあります)、思い出づくりにいかがですか? 毎年お正月に開催する、イカ墨を使った習字体験「イカ墨書道(無料)」などこちらならではの体験もありますよ。

工作室からは越前海岸が見渡せます
タイルのプレートはクラゲのアイコンがおしゃれ!

入口付近ではクラゲモチーフのグッズを販売しています。オリジナルキャラクターのキーホルダーやマスキングテープのほか、越前海岸の海水をたいて作られた塩、クラゲ形エコバッグなど、こちらを訪れた思い出やお土産にぴったりの商品ばかりです。メガネフレームで作ったクラゲピアスや、県内の作家さんとのコラボ商品など福井県らしいグッズも多く取り扱っていますよ。

くじやボールすくいなどの縁日遊びも楽しめます


2025年4月でオープン3周年を迎える『くにみクラゲ公民館』では、スタッフが出張し地域や施設での生き物観察会を行う「出張!いきもの探検隊」活動や、出張ワークショップなども開催しています。その中でちびっ子が採集したものをこちらで展示するというインタラクティブな手法が実現するのも、小さい水族館ならでは。「越前海岸の生き物を通して、もっとたくさんの子どもたちに生き物の魅力を伝えたい」という田中館長の思いがカタチになった、盛りだくさんの内容が詰まった水族館に遊びにいってみよう。

※こちらで紹介している内容は取材当時のものです。展示されている生き物は、季節ごとに入れ替えを行う予定なのでご了承ください

くにみクラゲ公民館
【住所】福井県福井市鮎川町195-7
【電話】090-6536-8346(田中さん)
【料金】大人600円、小中学生300円、未就学児無料
【時間】10:00~17:00 ※11月~3月は16:00閉館
【休日】火曜、第2・4火曜~木曜 ※ほかにメンテナンスのための休館日あり、詳細はInstagramを参照
【駐車】無料(13台) ※付近の鮎川駐車場を利用できる場合があるので、満車のときは問い合わせを
【HP】なし
【SNS】Facebook Instagram X

『くにみクラゲ公民館』では、活動を支援してくださる方からの「継続型クラウドファンディング」による支援を募集しています(詳しくはこちら







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#子育て#おでかけ

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