こんにちは。気象予報士の二村千津子です。
いやはやいやはや、まれにみる暑い夏。
ここ数年は、そんなワードが当たり前のように感じますが、ことしも例外ではありません。
まず6月も記録的な高温でした。そして、7月も、おそらく記録的となるでしょう。

6月の平均気温は、福井は23.9℃で過去最高タイの記録。敦賀は23.8℃で過去最高気温でした。
7月は26日までのデータですが、福井、敦賀ともに29.4℃。これまでの1位の記録が福井が28.7℃、敦賀が28.8℃。7月31日までの気温次第で、多少の上下はありそうですが、週間予報の数字を見る限り、ぶっちぎりの記録更新となりそうです。うれしい話ではありません…
また、福井市は6月29日から7月27日まで途切れることなく30℃以上、そのうち、7月19日から27日まで9日連続で35℃以上の猛暑日でした。
さらにこの先も平年より気温の高い傾向が続く予想なので、ことしは本当に暑さとの付き合いが長丁場となりそうです。
今回は、熱中症にならないための工夫などについてお話します。
まず、熱中症のリスクが高まる環境は…
高温多湿&無風、空調設備のない屋内、炎天下&照り返し、機械が密集している工場内、などが特に危険です。
皆さんが過ごす場所はどうでしょうか。上記のような環境は特に危機感を持つ必要があります。
そして、毎日確認をしていただきたいのが、環境省の「暑さ指数」です。
環境省のホームページで、3時間ごとの予測をみることができるので、最も危険度が高まる時間帯も把握することができます。暑さ指数のレベルは以下の通りです。
さらに覚えておいていただきたい情報が熱中症警戒アラート。気象庁と環境省で発表される情報です。
7月後半は連日のように発表されましたね。これは熱中症危険度マシマシワードです。
熱中症警戒アラートが発表される条件は、暑さ指数が33以上で発表されます。
お気づきでしょうか。そもそも、31℃以上が危険レベルなんです。しかも、暑さ指数が28℃以上で熱中症になる人が急増するといわれているので、熱中症警戒アラートが出た時には、「めっちゃ危険ですよ」ということを表しています。
熱中症警戒アラートが発表されて、「あすはめっちゃ危険だ」という時の前日の対策は…
飲酒を控えめに。そして、ぐっすり眠ることを心がけましょう。
飲みすぎの翌日はアルコールの利尿作用で脱水状態になりやすいといわれています。
寝苦しい夜は、エアコンや扇風機などのタイマー機能をうまく活用して、少しでもしっかり眠れる工夫をしたいですね。わたしは大きめの保冷剤をタオルでまいて、枕において寝たりしています。
そして、当日の熱中症対策は…
ごはんをしっかり食べる。水分・塩分の補給。こまめな休憩。とてもシンプルですが、とても大事なポイントです。また、声を掛け合い、相互チェックすることも大切です。
チェックポイントは…
自分自身の変化はもちろん、まわりの方の様子も気にしましょう。
とにかくいつもと違うと思ったら熱中症を疑って、涼しい場所で休んで体を冷やす対処が必要です。また、当日の環境づくりも大切です。
屋外の場合は、日があたる時間帯を避けて、日陰の所から作業をするとか、日陰がない場合はテントで日陰となる部分を作っておく。また、足水バケツを置く。足水でなくても腕水でも効果的です。屋外レジャーでも、氷がたくさん入ったクーラーボックスがあれば、腕を冷やしてあげることができます。
そして、ビニールシートなどで覆われて風が通らない屋内などでは、空気の流れを作るようにしましょう。
おしまいに、暑かった翌日、熱中症の症状が現れるケースも少なくありません。
暑さ疲れはその日のうちに取れるように、いつも以上にしっかりと栄養・水分・睡眠をとり、
室温にも気を付けて、体調に変化がないかも、気にかけてあげましょう。
8月、そして9月も残暑を引きずる可能性があるので、これまで熱中症に縁がなかったという方も決して他人事ではありません。このコラムを読んでくださった方が、そうか、こうやって気を付ければいいんだな…と少しでも元気に過ごしていただけますように…
わたしも頑張ります。この暑さ、乗り切りましょう!
※回答の掲載時期は未定です。全てのご質問にお答えできるとは限りませんので、ご了承ください。
二村千津子(ふたむらちづこ)
福井県出身。気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー
2017年から7年間NHK福井放送局「ニュースザウルスふくい」で
気象情報を担当。
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