8月25日(月)、福井県中小企業産業大学校にて「ふくいローカルフードプロジェクト(地域型食品企業等連携促進事業)」の第1回研修会が開催された。初回はキックオフ会議を兼ね、今後の取り組みに向けた事業の方向性や連携の可能性について参加者同士が理解を深める機会となった。

会の冒頭では、地域食料システムプラットフォーム全国事務局より、本事業の主旨や全国的な取り組みの概要が紹介された。続いて、地域連携推進コーディネーターの竹川智子氏が登壇し、参加者が果たす役割や他県での商品開発事例、本事業に期待される成果について講義形式で説明した。さらに、主催者である福井県農林水産部中山間農業・畜産課からは、これまで県内で進めてきた取り組み実績についての報告が行われた。
後半はグループワークが実施され、「あなたが考える米粉を使った新商品・新ビジネス」をテーマに、参加者が3つのグループに分かれて意見交換。粉もの文化の創造をキーワードに、ホットケーキやパンケーキへの活用、米麺ブランドの開発としてラーメン・うどんへの展開、福井の有名店とのコラボ、アスリート向け食品など多彩な案が出された。また、米粉の性質を活かした冷凍ピザや福井の具材を使った加工品、全国流通を意識した米粉乾麺、さらに焼き菓子など幅広い可能性が議論された。
今回の研修会は、県内の関係者が一堂に会し、新たな連携のきっかけを築く場となった。米粉を切り口とした新商品・新ビジネスの創出に向けて、今後の展開が大いに期待される。本事業の進展にぜひ注目してほしい。
主催/福井県農林水産部中山間農業・畜産課
ふくいLFP事務局担当/株式会社ウララコミュニケーションズ
問合せ/0776-36-9175 (ウララコミュニケーションズ内)