【ふくいローカルフードプロジェクト(地域型食品企業等連携促進事業)】
2025/10/09
10月9日(木)、福井県生活学習館(ユー・アイふくい)にて「ふくいローカルフードプロジェクト(地域型食品企業等連携促進事業)」の第2回研修会が開催された。今回のテーマは、第1回の研修会で出された米粉を使った商品・サービスのアイデアをさらに具体化し、商品化に向けてブラッシュアップすること。参加者が関心を寄せたテーマをもとに、グループワーク形式で議論を深めた。
まずは、地域連携推進コーディネーターの竹川智子氏より、他県での米粉を活用した開発事例が紹介され、成功のポイントや販売の工夫など、今後の展開に生かせるヒントが共有した。
続いて行われたグループワークでは、「乾麺」と「かりんとう」の2つのテーマに分かれ、約1時間半にわたって活発なディスカッションが展開された。
「かりんとう」チームでは、米粉を使った“かたいけの”というネーミングのかりんとうを構想。福井の方言を取り入れたユニークな名称で親しみを持たせるとともに、紫芋、やまうに、バジル、へしこ、かに、なつめ、梅果汁、ジンジャーなど、県産パウダーを使った多彩なフレーバー展開案も検討した。ターゲットは40~50代女性を想定し、お土産品としての付加価値や、和紙素材のパッケージ、恐竜モチーフなど、デザイン面でのアイデアも次々と挙がった。一方、「乾麺」チームでは、永平寺の地名にちなんだ「永平寺だるま乾麺」をテーマに、米粉を活かした商品づくりの方向性を検討。地域の加工事業者との連携の可能性や、プロモーション展開のしやすさなど、実現性の高い構想が具体的に話し合われた。
発表後には、「いろんな意見が出て、良い話し合いができたと思う」「少しずつイメージが見えてきた」といった声も聞かれ、参加者同士が互いのアイデアに刺激を受けながら、商品化に向けた具体的な方向性を共有する場となった。
今回の研修会を通して、米粉を軸にした新たな商品開発への解像度が一段と高まり、今後の事業展開に向けた動きがより現実味を帯びてきた。ここからどんな新しい“福井発の米粉商品”が生まれていくのか、引き続き注目してほしい。
また、地域コンソーシアムは全国13府県で活動を展開中。福井県以外の活動内容もチェックしてみよう。
地域食料システム構築・連携推進プラットフォームHP
主催/福井県農林水産部中山間農業・畜産課
ふくいLFP事務局担当/株式会社ウララコミュニケーションズ
問合せ/0776-36-9175 (ウララコミュニケーションズ内)
2025/09/01
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