【ふくいローカルフードプロジェクト(地域型食品企業等連携促進事業)】

第3回ふくいローカルフードプロジェクト(地域型食品企業等連携促進事業)研修会開催

2025/11/13

11月5日(水)、福井県生活学習館(ユー・アイふくい)にて「ふくいローカルフードプロジェクト(地域型食品企業等連携促進事業)」の第3回研修会が開催された。これまでの研修会を通して検討を重ねてきた米粉を活用した新商品について、今回は実際に商品開発を進めている事業者がプレゼンテーションを行った。

発表は3事業者により行われ、各社がパワーポイント資料を用いて、自社の事業背景や新しい米粉商品のアイデア、ターゲット層、販売方法、連携業者、開発上の課題、今後のスケジュールなどを具体的に説明した。

多彩なアイデアから広がる、米粉商品の新たな可能性

今回の発表では、米粉を活用した新商品の構想として、麺や菓子、パンなど、さまざまなジャンルのアイデアが紹介された。いずれの提案も、地域の農林水産物とのコラボレーションを通じて、福井ならではの価値を生み出そうとするものであった。

発表後には、「賞味期限はどの程度を想定しているのか」「希望する価格帯や販売形態は」「小麦アレルギーへの対応はあるのか」など、具体的な質問や意見が交わされた。こうした質疑を通じて、参加者同士が新たな視点や課題意識を共有する有意義な場となった。
地域連携推進コーディネーターの竹川智子氏からは、「これまでにない新しい販路を意識した開発を進めてほしい」との講評の他、「思わず手に取りたくなるようなプロモーションも必要である」「いかにして食べてもらうかという点が大切であり、試食の機会を設けることも重要」と、今後の展開に向けた助言に、参加者は熱心に聞き入っていた。
また、地域により根差した、親しみのある商品開発を進めるため、事業者と県産農林水産物の加工品を取り扱う農業者や関連事業者とのマッチングの場も設けられ、今後の連携や資材提供、原材料調達の可能性について、活発な意見交換が行われた。

今後、新商品の試食会などを開催する予定だ。どんな“福井発の米粉商品”が生まれていくのか、引き続き注目してほしい。

また、地域コンソーシアムは全国13府県で活動を展開中。福井県以外の活動内容もチェックしてみよう。
地域食料システム構築・連携推進プラットフォームHP

主催/福井県農林水産部中山間農業・畜産課
ふくいLFP事務局担当/株式会社ウララコミュニケーションズ
問合せ/0776-36-9175 (ウララコミュニケーションズ内)

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