日々URALA(ウララ)

【11/22】40年ぶりに“小浜劇場”が1日だけ帰ってくる。小浜市旭座で特別上映会開催!

映画館がなくなって40年。「かつて小浜の若者たちの憩いの場だった“ハマ劇(小浜劇場)”を、もう一度この街に取り戻したい」。そんな思いから、地域おこし協力隊と学生、そして市民が力を合わせて立ち上がった映画祭が開催されます。歴史ある芝居小屋「旭座」が、この日だけ特別な映画館に変わり、スクリーンの灯がふたたびともります。

この映画祭は、かつて存在した「映画をみんなで観る」時間を、世代や立場を超えてもう一度共有しようという試み。“過去の記憶を未来へつなぐ”というテーマのもと、老若男女が集う温かな1日となります。上映作品は地域の声で選ばれた3本です。

11:00〜 特別上映『映画おしりたんてい シリアーティ』
小浜でも親しまれてきた「東映まんがまつり」で人気を博したシリーズの長編。映画館でアニメを見る体験は、お子さんにとって忘れられない思い出になるはずです。

13:00〜 『スティング』
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードという、映画史を彩った二人の名優の共演。 “映画ってやっぱりいいな”と思わせてくれる、珠玉の一本です。

16:00〜 『大魔神怒る』
小浜の景勝地「蘇洞門」で撮影されていることでも愛されています。地元の景色がスクリーンに登場する瞬間は、きっと会場に“ざわっ”とした空気が生まれるはず。

さらに当日は特別トークショーも開催されます。ゲストは、日本映画批評家大賞の選考委員を務める島敏光さん、新谷里映さん。スクリーンを見つめてきたお二人だからこその言葉が、小浜に新しい映画の記憶をつくってくれるはずです。また、旧名田庄村にある『ちいさな映画資料室』の村上正純氏監修、福井県立大学映画サークルによる「小浜 映画の記憶アーカイブ展」も同時開催。映画館に通っていた人々の生の証言や当時の映画のチラシ・資料の展示、映画と街の暮らしが交差していた風景など、時を越えた小浜の“映画文化の記憶”と出会える空間です。

映画はスクリーンを共有するだけで、見知らぬ人同士が同じ時間を生きる不思議な体験です。40年前、小浜劇場があった頃には当たり前だったその風景を、いまの若い世代が、未来の小浜へとつなげようとしています。今回はただの上映会ではなく、地域の記憶が灯る小さな奇跡のような1日。ぜひ小浜市まちの駅『旭座』で、自身の“映画の思い出”も更新してみてください。

小浜劇場(ハマ劇)再生・記憶の映画祭
【日程】2025/11/22(土)
【時間】11:00〜18:00
【会場】小浜市まちの駅 旭座(福井県小浜市小浜白髭111-1)
【料金】入場無料/出入り自由
【問合せ】0770-52-2000(小浜市まちの駅 旭座)





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