
齋藤喜進監督初の長編映画となる「KEFI(ケフィ)」が福井県内でのオールロケで制作。CM、MV監督として独自の世界観を表現、注目の若手クリエイターでもある齋藤監督が日本の伝統と哲学、人間の死生観を織り込んだ映像詩として、現代人の内面と日本文化の深遠を描き出す芸術作品を目指します。
12月6日にクランクイン。福井県の地域おこし協力隊、福井県フィルムコミッション、福井市や越前市、小浜市のフィルムコミッション全面協力のもと県内各地で撮影し、12日には越前市にある『うるしや』で、情緒漂う雰囲気の建物とともに高田里穂さんと海谷遠音さんがおろしそばを味わう場面の撮影が行われました。
メインキャストには、三姉妹役として息の合った演技が期待される入来茉里さん、高田里穂さん、加藤小夏さんが名を連ねる。三女の彼氏役には、物語のキーパーソンとなるキャラクターとして、第39回メンズノンノモデルオーディションでグランプリと読者賞をW受賞した海谷遠音さんが挑戦。さらに海外でも俳優として活躍の場を広げる武井壮さんが福井県ならではの越前和紙職人役として出演し、作品に深みを与えます。
IKエンタテイメントの若手アーティスト育成事業の第一弾作品として本作を手掛けることになった齋藤監督。福井のロケ地から構想を膨らませることもあり、例えば、撮影を行った『旧井上歯科医院』にあった古い椅子が奇怪な造形だったことから、それを空想現実に連れて行く装置に見立てたりもしたという。
「ギリシャの映画監督、ヨルゴス・ランティモス氏の作品にある、冷たさや温もり、面白さがある質感がとても好きで、その世界観を表現する上で福井のロケ地には気候も含めてそろっていました。僕が作ろうとしている、遊び心のある映画の撮影にぴったりだと思っています」と齋藤監督。2026年中の公開を予定しています。
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