むらかみ道具店|捨てられるはずだった素材に、新しい出会いを。廃材の可能性を広げる道具店。

2026/06/15

2026年5月3日 OPEN

眼鏡や繊維、漆器など、ものづくりの文化が息づく鯖江に、製造現場や工房から集めた廃材を展示・販売する『むらかみ道具店』が誕生しました。店主の村上なつかさんは、自らを「廃材商人」と名乗り、ものづくりの現場にある廃材を集め、見える化し、必要とする人へ届ける活動を行なっています。

蔵を改装した店内。カウンターや棚などの什器も、処分予定だったものや知人から譲り受けたものを再利用している

村上さんが廃材に目を向けるようになったのは、丹南地域の工房見学イベント「RENEW(リニュー)」の事務局を務めていた頃のこと。地域の企業や工房を訪ねるなかで、製造の過程で多くの廃材がそのまま処分されている現状に驚いたといいます。「作り手にとっては捨てるのが当たり前だったものも、見せ方を変えるだけで、誰かにとっては必要なものに変わる。いろんな人に届けることで、新しい価値や使い方が広がり、資源として活用されるはず」。そんな思いから、2年ほど前より県内外の事業所へ足を運び、これまで100社以上から個性ある廃材を集めてきました。

店主の村上なつかさん

店内には、糸を巻いていた紙管や布の端切れ、眼鏡づくりの材料となるアセテートなど、普段はなかなか目にすることのない素材が並びます。廃材といっても、その表情はさまざま。色や形、質感、背景も一つひとつ異なり、眺めているうちに「これで何がつくれるだろう」と想像がふくらむのも、この店ならではの面白さです。
「廃材が、何かに使える道具になってほしい」という店名に込めた思いの通り、ここでは素材そのものの魅力を楽しむだけでなく、DIYやアートの材料、インテリアのアクセントなど、訪れる人のアイデア次第で新たな使い道が見えてきます。

もともと何に使われていたのか、その背景を聞きながら選ぶ時間も楽しい。廃材は100円~。量り売りで購入できる細かな素材も並ぶ
眼鏡フレームに使われるアセテートを再利用したオセロ。肌に触れる素材ならではの、なめらかな手触りが心地よい

今後は、廃材を使ったワークショップも定期的に開催していく予定です。「廃材と聞くとネガティブな印象があるかもしれませんが、実は古いけれど新しい、魅力に満ちた素材です。その可能性を一緒に広げていけたら」と村上さん。

古いグラスやお皿などの雑貨類も揃う

捨てられるはずだった素材が、誰かの手に渡り、もう一度動き出す。アップサイクルを身近に感じさせてくれる『むらかみ道具店』は、ものづくりのヒントや心が弾む出会いを見つけられる場所になりそうです。


むらかみ道具店
【時間】Instagramを確認
【休日】不定休
【駐車場】2台
【SNS】Instagram
【HP】あり



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#オープン情報#丹南

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