2019/10/17
あなたはもう乗りましたか? 秋春限定で福井市街地を走る、福井鉄道のドイツ製車両 F10-735 「レトラム」。この時期に福井市街地を走り抜けるレトロな車両に揺られるだけで、異国情緒にあふれる「秋のローカル旅」を満喫できます。レトラムは1945年製の2両1編成で、黄色のツートンカラーや丸目のヘッドライトが特徴的な車両。
「レトラム」は元々、県の全額補助を受け、福井鉄道が土佐電鉄(高知県)から2013年12月に譲り受けました。こちらで整備し直して2014年春から運行を開始。“春秋限定”というのは同車両に冷暖房設備がないため。まさに当時の空気を肌で感じれるのですネ。車内上部に扇風機完備!
なお、今回取材するにあたり、特別に北府駅車両工場に停車している状態で撮影させていただきました。こちらの建物は登録有形文化財となっており大正時代の姿をそのままに残す希少なものとなっています。なお、車両工場の一棟は新しく建てかえられています。 また、車両工場駅付近の北府駅の駅舎も、車両工場とともに登録有形文化財となっています。
昨今の電車は振動も低減され揺れも少ないよう心地よく走ります。「電車に揺られながら……」なんて言いますが、さほど揺れません。…が、「レトラム」は古い車両なのでかなり揺れます! 本当に「ああ……、昔の鉄道だ」という感じを乗って体験できるのですね。 この秋、レトロな雰囲気を満喫しながら福井を巡る「レトラム」の旅がおススメです。 (日々ウララ編集部・坂本)
2019年秋季 レトラム運行
【期間】9/15(日)~11/17(日)の土・日・祝日
【休行】10/14(月・祝)、10/19(土)、10/20(日)
【HP】あり
【お問い合わせ】福井鉄道株式会社 越前武生駅(8:00~21:00)
【電話】0778-22-0617