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【ハナ金 夜ふかし倶楽部】
2019/11/14
食欲の秋に続き冬も美味しいものばかり。年末年始は忘新年会があり暴飲暴食のシーズンが到来。“暴食の冬”ですね。というワケで、今宵読み更けたいのは食にまつわる本。グルメ本ではなく、食をテーマにした物語を『勝木書店 SuperKaBoS 新二の宮店』から紹介いただきした。作中レシピなども公開されており、夜な夜なつい料理したくなるかも。お腹が空いた(ブー)♪
「ひなた弁当」 山本甲士(著) 小学館文庫
50歳を手前にリストラされた主人公・良男が、暇つぶしに公園でどんぐりを拾ったことをきっかけに開眼! 野草や魚、世の中にはタダで採れる食材が溢れていることに気づき、食材探しやそれらの調理法も究める。ついには……。暗いサラリーマンが食を通じ明るい暮らしに一転する物語です。どんぐりなんて、アクが強くてしっかり下処理しないと食べれませんが……。野生きのこも毒アリなんてたまにあったり。野生のものを採るには、みなさん十分ご注意を。
「キャベツ炒めに捧ぐ」 井上荒野(著) 角川春樹事務所
アラ還女性3人が切り盛りするお惣菜屋『ここ屋』を舞台に、彼女たちの悩みや葛藤、心情を描く物語。台詞の中に巧みにお惣菜のお話を盛り込み、文字を追うと本から美味しい匂いが漂ってくるかのよう! 歳はオバチャン設定ですが恋愛模様も……。あさりフライ、茸の混ぜごはん、がんも、豆ごはんなど、旬の食材を使った料理レシピが盛りだくさん。読むと作りたくなるため食料の買い置きを忘れずにしておきましょう。
「まいごなぼくらの旅ごはん」 マサト真希(著) メディアワークス文庫
カラダを壊してリタイア中の颯太と、食いしん坊女子ひよりが出合い東京―北海道間を食事行脚する物語。颯太には亡き父の食堂を継ごうと決意し、メニュー探しというのが目的。恋人同士の旅物語ではありませんが、若い男女が二人で旅に出るってそりゃ恋愛にも発展しますわさ! ……は置いておきまして、食事シーンは丁寧に描かれており東北、北海道、地元ならでは料理もしっかり食レポ。真夜中の食をそそらせる“飯テロ”小説です!
【本日のハナ金コンシェルジュ】
勝木書店 SuperKaBoS 新二の宮店
清水店長
福井県最大級! 書籍は約20万部取り扱う新二の宮店。ここでなら素敵な本を出合えることは間違いナシ! またコミック、CDやトレーディングカードも多数販売。
勝木書店 SuperKaBoS 新二の宮店
【住所】 福井県福井市二の宮5-18-8
【電話】 0776-27-4678
【時間】9:30~23:00
【休日】無休
【駐車場】あり
【HP】あり
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