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【長坂真護のMAGO NOTE】
2019/05/25
~大好きな仲間とお茶を囲んで世界平和会議~
激動の海外生活を終え、久しぶりに会社のメンバーや仲間たちが全員集合しました。沢山のお土産話をテーブルに並べるように僕はこの4カ月の情報を話しました。そして、みんながこれから集まりやすいように、日本橋三越前駅から徒歩0分の一等地に80坪の大きなアトリエを借りることにしたのです。世界平和や環境保全に一緒に取り組んでくれる仲間たちに無償で開放し、アートの話や、これからの地球をより良いものにするための会議をここで行ないます。僕はこの空間が好きで、大好きなメンバーと、アートと、温かい紅茶さえあれば、本当に世界を平和に導くことができると確信しています。
決して僕が進んでやっている活動は楽ではありません。経済格差や人種差別、環境汚染すべてが詰まったスラム街の、普通なら受け止めきれない現実に押しつぶされそうです。それでもこのスラム街を変えると、世界のあらゆる場所で話している自分を信じてくれる仲間たち。だからこそ僕は、大好きな仲間たちと笑顔でこの大きな頂の挑戦を受けて立つ!と決めています。難題だと言われようが笑顔で、信じられる仲間と辛いことでも笑顔で解決していこうと、仲間たちと本気で世界平和を語る。そうするとどうだろう?とっておきのアイデアやアート、そして心地よいピアノのメロディーが生まれてきます。なんだか本当にこの世界を平和にアートが導くような感覚になっていきます。みんなも同じ気持ちで、徳のある行動をしようと動き始めていきます。
「カルマ」という言葉があります。自分の善の行動は、周りに伝染し、自分に返ってくる。悪の行動もまた、周りに伝染し、自分に返ってくる。だから僕はマイナスなことが起きても、なるべくそのエネルギーをプラスに変えて、みんなにお渡しできるように日々心掛けています。すると、次第にプラスの因子を持った、気の合う優秀な仲間たちだけが残り、よいメンバーシップを形成していくのです。このカルマの法則を正しく形成することができれば、他の仲間たちのプラスの発言や行動が、お互いを刺激しあい、よいエネルギーでお互いを高めあっていきます。ビジネスシーンでも道徳を積むシステム構築を第一優先で進めていきます。自分の利益はその次です。
最近こんな依頼が来ました。依頼主「マゴさんの素敵なアートの絵柄を使って、弊社とグッズブランドを立ち上げませんか? マゴさんはノーリスクです、売り上げのロイヤリティの10数パーセントを差し上げます。まずは手始めにMAGOさんのアートが入った携帯ケースを作りませんか?」。とてもいいビジネスの話なのですが、僕はこう切り返しました。「確かに貴社製品はクオリティも良く、ノーリスクでいい話なのですが、もし爆発的に売れたとして、10年後ガーナのスラム街の不法に持ち込まれたゴミの山から、僕がデザインしたスマホケースが出てきたら、僕は首をつって死ななければならない」。土に還れないプラスチック製品の製造に僕は加担できません。自分の“得”は後回しにして、環境保全の“徳”の部分を優先したのです。するとメーカーさんはこんな提案をしてきてくれました。
「ではマゴさん土に還るプラスチックで携帯ケースを作り、そこにマゴさんのアートを入れて販売するのはどうでしょうか?」。この瞬間、僕はこのメーカーさんとは長く仕事ができると確信したのです。得を捨て、徳を得る。メーカーさんの製作魂と僕の環境保全魂が共鳴し、結果質の良いビジネスが成り立ち、地球も美しくなれるブランドサスティナブルプロダクツブランド「MOON MATE by MAGO」というブランドが産声をあげることになったのです。
無理な大量生産に加担せず、地球も喜ぶ商品でビジネスをする。利益を最優先にしない強い思想によって生まれた、素晴らしいビジネスケースになったと思っています。これこそカルマの法則が生んだ究極の答え。僕はこの善を積む動作の連続が、やがて世界平和につながっていくと信じ、三越前のアトリエで今日も世界平和の絵を描き続けます。皆さんもぜひ、得を優先したいところをぐっとこらえ、徳を積んだ行動をやってみてください。それはビジネスでも、日頃の生活でもどのシーンでもいいです。きっとあなたの勇気のある行動は、やがて自分に美しい利益を乗せて帰ってくることを僕が約束します。これが、僕が全世界を旅して導き出したカルマの法則です。ぜひ試してください。
MAGO/1984年福井県福井市生まれ。越前和紙を使い、墨で描く画家。アート活動のほかにもファッションブランドを立ち上げるなど、活動の幅は広い。日々の活動はフェイスブック「Nagasaka Mago」で検索。友達申請をして応援しよう