「見える保存」技術開発へ 朝倉氏遺跡

2019/11/28

連携研究の対象に含まれる朝倉館跡=27日、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で

奈良研究所と県が連携協定
国特別史跡の一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)の保存技術の確立に向け、県は国立文化財機構奈良文化財研究所(奈良市)と連携研究協定を結ぶ。石や礎石、水路の石などの遺構は、発掘時の状態に近い姿で長く公開されて雨風にさらされ、劣化が進んでいる。さらなる劣化を防ぎ、これまで通りの「見える保存」を続けるため、遺跡保存の高い技術力を持つ研究所と連携して保存技術の開発を目指す。協定締結は十二月二十四日。 (清兼千鶴)

(日刊県民福井)
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