【世界から発信! ふくい人滞在記。】

[世界から発信inケニア⑤]遂にキリマンジャロへ!アフリカ最高峰制覇への10のポイント

2020/01/23

こんにちは! ケニア在住の、久保唯香です。
2020年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、福井県に住んでいた頃、登山経験を積むため石川県の白山に挑戦した私。前回はケニア最高峰のケニア山(レナナ峰4,985m)登山の様子をご紹介しました。

前回記事はこちらから↓
5,000メートル級!
大陸2位のケニア山にアタックした話

今回、ついに2019年の年末、アフリカ最高峰のキリマンジャロに挑戦。そして…

山頂では気圧が500hPa程度、酸素濃度は平地の半分程度となるようです。いつもより身体が浮いた気がしました

無事に、山頂5,985m(ウフルピーク)に登頂しました!

そこで今回は、福井県(いや、全国!)からキリマンジャロを目指す皆さんに、登山初心者の私が感じた、キリマンジャロ登山の10のポイントをご紹介したいと思います。最後には登山6日間を3分間にまとめた動画もありますので、興味のある方はぜひ見ていって下さい!



目次
1.圧倒的な自然の営みを体感
2.熱帯から氷河まで
3.道のりがとにかく長い!
4.とにかく(何かと)ツラい!
5.防寒、防水、除湿、そして保湿の準備を
6.ひとりでは登れない山
7.日本から持参したいアイテムたち
8.サファリのススメ
9.トラブル回避のために、事前に知っておきたいこと
10.余裕をもった行程を
11.必見! 登山6日間を3分間にまとめた貴重映像



福井からキリマンジャロ山を目指す方は決して多くないでしょうけれど、私は「実はキリマンジャロ登頂しました」というツワモノのふくい人を数名、知っています…(そこのあなたですよ、ウフフ)。

その節は、「技術的には難しくない」「初心者でも登れる世界最高峰(※)」といった若干微妙なアドバイスありがとうございました(←失礼)。

(※キリマンジャロ山は世界最高の独立峰として知られています。)

それでは早速お届けします!



1.圧倒的な自然の営みを体感

アフリカの醍醐味といえば、圧倒的な自然。ケニア山登頂の際にも、人々が神と崇めるそのいただきに威圧される思いでした。キリマンジャロには現地の言葉で「白く輝く(キリマ)山(ンジャロ)」という意味があります。その名前の由来の通り、その白く輝く姿には終始圧倒されました。

キリマンジャロは3つの主な成層火山から構成されています。最高峰キボ(スワヒリ語で「山頂」という意味。写真上)の目前には、姿かたちが全く異なるマウェンジ山(標高5,151m、写真下)がそびえ立っています。2つの山のコントラストにもため息が出ます。




2.熱帯から氷河まで

標高2,650m地点から登り始めたケニア山に比べ、キリマンジャロの入山ゲート(マラングゲート)は標高1,879mと比較的低いのが印象的でした。標高1,879mから5,895mまで、非常に幅広い植生を楽しめるのが特徴です。

約1,700~3,000m亜熱帯の雲霧地帯

空気中の湿気を吸収するエアプラントがいたるところに繁殖。雨が雰囲気を醸し出します(写真で振り返るのって、なんて簡単なんだろう…雨の登山は大変でした)。

約3,000~4,400m低灌木地帯

4,000m付近には「ジャイアント・セネシオ」がたくさん生えています。実写版ライオンキングでハリウッドデビューも果たした植物ですが、さすがにライオンはここまで登ってきません(笑)

約4,400~5,500m高地砂漠地帯

いよいよ最後のキャンプである『キボハット』に向かって進んでいきます。途中マウェンジ山との間、「サドル」という砂漠地帯を歩いていきます。

約4,400~5,500m高地砂漠地帯

視覚的なインパクトは大! なのですが、風や濃霧が発生しやすく、とにかく歩くのがツラい。感動しているどころではありませんでした…。

約5,500~5,800m氷冠

キャンプで夜を越した翌日、サンライズを背に登っていきます。5,500mを越えると、世界が白くなっていきます。

5,659m 赤道直下にも関わらず氷河が顔を見せる

火口の入口となるギルマンズポイントに登頂すると、氷河が現れました。氷河期から一度も消えることなく蓄積されてきたというキリマンジャロ山頂の氷河は、気候変動の影響で2020年には消えてしまうという説があったようですが、2019年末の時点ではきれいに残っていました。

南半球に位置するキリマンジャロの12月には珍しく、
山頂は真っ白な雪で覆われていました。



3.道のりがとにかく長い!

ここからは少し現実的な、登山のお話しです。

キリマンジャロには6つのルートが開発されています。今回は、設備や山小屋がきちんと整備されていて最も登頂率が高いことから人気の「マラングルート」を選択しました。高度順応日の1日含む6日間のスケジュールです。4日間かけて登り、2日間かけて下山します。個人荷物は16キロまでと決まっていて、限られた物資の中でやりくりする必要があります。また、高地順応日も含めると、6日間で90km近く歩きます。とにかく、登山時間も距離も、長かった!




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しっかりと準備したはずなのに…、
予想外のアレにやられた。

#コラム#人物#連載

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