2020/01/22
ゆらゆらと動き、幻想的で神秘的な姿に魅了される“クラゲ”。山形県にある鶴岡市立加茂水族館は大きなクラゲの水槽で一躍有名になるなど、実はファンが多く不思議な魅力を持っています。
わたくし日々ウララ編集部Kも約10年前、クラゲが登場するドラマの影響ですっかりハマってしまったのです。
水族館に行けば一目散にクラゲコーナーへ向かい、「いつかは家でクラゲを飼いたい……!」そんな密かな夢を抱いている中、「福井駅前にクラゲがいるバーがある」ということ聞きつけ早速行ってきました! そこには“ここだけ”のクラゲとの楽しみ方がありました……!
場所は福井駅前にあるビルの2階。きゃーーーー!クラゲが街中に! そしてこんな目の前にいるー! と、高まる感情。クラゲがゆらゆら動く様子、もううっとりしちゃいます。
まずはぷかぷか可愛らしい癒しのクラゲ、動画でご覧ください♪
チャージ(クラゲ鑑賞料)500円、アルコール600円(税込)~(ソフトドリンク300円~)と、お酒を飲みながらじっくりとクラゲを堪能できる『クラゲbar』。店内には、水槽が3つ、約15匹のクラゲが生息しています。
個人的にクラゲの魅力は
・ゆらゆら動く様子に癒される
・幻想的なライトアップの美しさにうっとり
・動きも形も不思議だらけな生態
といったところで、そんなクラゲをこんなにも気軽に間近で堪能できるだけでも充分幸せ! なのですが、さらに“クラゲ”を感じられるものがあるんです。
こちらのバーは、梅酒や焼酎といった国内各地の地酒もとても豊富。そこでおススメなのがクラゲのオリジナルグラスです!
福井のガラス工房『ワタリグラススタジオ』の職人がひとつひとつ手作りするこだわりのグラスには、クラゲのモチーフやキラキラ輝く気泡が。
クラゲを眺めながらクラゲのグラス片手にお酒を楽しむ……まさにクラゲ尽くし! さらにこれからオリジナルのクラゲグッズも登場予定なのだそう♪クラゲ好きさん、要チェックです!
『クラゲbar』のマスター田中俊之さんは、福井市鮎川町で全国的にも珍しいクラゲ専門店『Atolla(アトゥーラ)』を運営しています。多い時には約20種類のクラゲを扱い、販売だけでなくイベントやテレビドラマへの提供など、仕事内容は多岐に渡ります。
田中さんは、生き物好きが高じて県内外の水族館に飼育員として約10年勤務。クラゲで有名な神奈川県『新江ノ島水族館』でクラゲエリアを担当した経験があるなど、まさにクラゲのプロフェッショナルなんです!
クラゲの種類は数千種類にも及ぶと言われ、まだまだ生体として解明されていないことが多いそう。取材中、わたしも次から次へと疑問が……。
・なぜどこの水族館もミズクラゲが多いの?
・サカサクラゲの色がついた部分は何?
など、専門的な知識を持つマスターが応えてくれますよ♪(ちなみにミズクラゲは年間を通して出現期間が長いので捕獲しやすい、サカサクラゲは光合成でも成長するために共生している褐虫藻、とのこと)
「特に男性からは種類や寿命など生態ついての質問が多く生物学的に楽しんでいるようで、一方で女性は会話を忘れてしまうほど眺め続けている方もいて(笑)みなさん楽しみ方はそれぞれです」
と、田中さん。こんなにも気軽に質問できるのはなんとも贅沢です!
そもそも、こちらのクラゲバー。2年程前にイベントで1日限定のクラゲバーをオープンしたところ、“お酒を飲みながらクラゲを見るのは新鮮”と好評だったそう。
そんなクラゲをオブジェとしてではなく、“生き物”として接して欲しいと話す田中さん。
「海では邪魔者扱いされがちですが(笑)特有の動きで私たちに癒しを与えてくれます。解明されていない事が多く、奥深い生き物なので“知る楽しさ”を与えてくれます」
クラゲは寿命が短く、水やエサの管理、そして毒を持つ生き物として決して飼育は簡単なものではありません。専門知識を持つ田中さんだからこそ提供できる空間がここにはあるのです。
「クラゲに限らず私にとって生き物は、どんな生態なのか、どんな場所で生息するのか、といった知的好奇心がくすぐられる存在です。そんな生き物の魅力を感じ、自然環境に目を向けるきっかけになってもらえると嬉しいです」
街中で気軽にクラゲに会える『クラゲbar』。癒しのひとときだけでなく、間近で生き物と向き合い、その魅力を堪能してください。きっと新しい発見があるはずです♪ (日々ウララ編集部・川端)
クラゲbar
【住所】福井県福井市中央1丁目22-17 ニシワキビル2F
【電話】090-6536-8346
【時間】20:00~23:00
【休日】不定休(営業日はSNSで要確認)
【座席】15席
【駐車場】なし
【HP】あり
【SNS】 Facebook Twitter Instagram
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