2020/01/26
※このイベントは終了しました。
2019年6月に亡くなった福井県デザイナー協会名誉会長・松山光明さんを偲んだ企画展「美意識という道標。松山光明展」が福井市美術館で開催されます。
松山さんは1929年六条村(現福井市)生まれ。高校卒業後、福井県ステーションビル意匠部に就職し、デザインの道へと進みます。「劇団福井自由舞台」に所属し舞台美術を手掛けたことがきっかけとなり、単身上京し、当時の日本を代表するデザイナー・河野鷹思氏に師事。1964年東京オリンピックのポスターを手掛けた亀倉雄策や1970年の日本万国博覧会(大阪万博)国内向け第1号公式ポスターを手掛けた福田繁雄らデザイン界の大物たちと交流を深め、1954年に県産業デザイン協会(現福井県デザイナー協会)を設立しました。
1956年県美展の商業美術部門創設にも尽力した福井のデザイン界の草分け的存在。デザインがまだ「商業美術」と呼ばれていた時代に、福井で初めて「デザイナー」という職業を名乗った人物でもあります。
会場には、1968年の福井国体ポスターや越前朝倉 薪能ポスターなど松山さんが手掛けた作品や、晩年に深く親しんだ俳句作品など、約80点が並びます。
福井で「デザイン」という考え方や物の見方を広めたパイオニアの松山さんが、一貫して提唱し続けてきた“美意識”の原点を回顧する作品展。特に、デザインに携わる人や興味がある人はぜひ訪れてみて。
美意識という道標。松山光明展
【日程】2020/01/30(木)~02/05(水)
【会場】福井市美術館(福井県福井市下馬3-1111)
【時間】9:00~17:15(最終日は16:00まで)
【料金】入場無料
【休館】月曜
【お問い合わせ】0776-51-8350(福井県デザイナー協会)
【HP】なし
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