【東京で出会います。】

「自分の言葉。自分の哲学。」|小原涼の東京で出会います。

2020/03/09

いい大学に行き、いい会社に定年まで就職する。「いつかはクラウン」というコマーシャルに代表される成功像。普遍的と言われてきたこの価値観は、もう現代においては通用しないのかもしれません。様々な情報にあふれ、多様化が進む社会において、もはや普遍的な価値観や“成功像”は存在しないのではないでしょうか。幸せはどう評価すればいいのでしょうか。

先日、高濱学級「これからの時代の教育を考える」に参加してきました。高濱学級とは、「メシを食える大人/魅力的な大人」の育成を目指す教室で有名な、花まる学習会の代表 高濱正伸さんとともに“教育”をキーワードに社会人や学生などのいろんな立場の人が交流し意見を交わす会です。そこで「変化し続ける時代の中で教育はどう変わるのか」という切り口で講演が行われました。
その講演の中で「“幸せ”とは人に期待された価値観ではなく、自分で作るものである。自分なりの哲学を見つけ、誰かの言葉ではなく自分の言葉で語れ。」という話に共感しました。自分の“幸せ”や自分の“ゴール”は自分で決めるものです。

情報があふれ、多様化が進む社会になり、普遍的な価値観がなくなった現代。一昔前と比べれば、確かに価値観や選択肢が多様になったかもしれません。そして一昔前は現代ほど選択肢の幅がなかったことも否定はできません。しかし、その選択肢を「自分で決めたかどうか」の大切さ、そして「自分なりの哲学を持って生きること」の大切さは、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
「人は己の信ずる道を選び、その志しによって生きていく。志しの高さで己を語る」。1979年のクラウンのCMの山村聰さんのセリフが、今でも身に染みます。


小原涼(こはらりょう)
2000年9月19日生まれ。株式会社RUProduction 代表取締役社長兼CEO。デザイナー。北陸高校二年生の時にファッションに特化したインフルエンサーマーケティング事業とデザイン事業を行なう『株式会社RUProduction』を設立。
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