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2020/03/05
福井初のeスポーツ学習塾『ESPO LABO FUKUI(エスポラボフクイ)』がオープン。専属のプロゲーマーらが指導し、育成カリキュラムが用意された施設は県内初。将来的にプロチームで活躍できる人材を発掘、育成する、全く新しい「eスポーツスクール」なのだ。
欧米では昔からeスポーツで生計を立てるプロゲーマーが一般的な職業として認知されていましたが、「eスポーツ」という言葉が浸透してきたのは最近ではないでしょうか。昨年は茨城国体、2020年にはアジア競技大会種目となり、今や単なる遊びの“ゲーム”ではなく、eスポーツが表舞台に立つ「スポーツ」の競技となっている。まだまだ国内はおろか福井でも評価されにくい世界ですが……。
また、プロゲーマーの育成のほか「勉強、野球やサッカーなどは苦手でもゲームは誰にも負けない! 」「コミュニケーションが苦手でもゲームの事なら話して楽しい」、そんな子どもたちが楽しく遊べるコミュニケーションの場としても『ESPO LABO FUKUI』を開設している。 純粋にゲームを楽しみたい、ゲーム好きと集まりたい方も利用OK。 “スポーツ”だけど“ゲーム”なんでまず楽しまなきゃね。
そして、同施設の講師と代表を務める納庄貴大(のうしょうたかひろ)さんにもお話をお聞きしました。過去にプロeスポーツチーム「HANAGUMI」に所属(2019年2月脱退)し、現在は福井が拠点の「AtlasGaming」との代表として活動。また「福井県eスポーツ連合」の副会長も兼任し、県内各所で eスポーツのイベントを行っている。
実は納庄さんですが、小さいときからゲームはしておらず、ハナからプロを目指していたワケではない。小・中生時代はソフトボール漬けでゲームには一切触れていない。高校生のときにパソコンのゲームをプレイしたとき、初めてその面白さにハマったという。その後、自前のパソコン欲しさに自作PCも作ったくらいにのめり込んだ。
ゲームの大会に初めて出場したのは20代半ば。タイトルは戦略ゲーム『Vainglory』。そこそこ勝てたものの敗退。「とにかく負けるのが嫌でしたねぇ」と語る納庄さん。以来、悔しさから毎日最低でも10時間以上は練習を重ね、大会では出場する度、国内ベスト4以上にはランク入り。そこからプロゲーマーへの道を進む。
「自分も下手ではないが、上手い方ではない。周りにはもっと上手いヤツがたくさんいた」と言う。でも、とにかく「負けること」だけは嫌いで、納庄さんは練習を重ねるウチに勝てるようになった。初めから「プロ」というとハードルが高く感じるかもしれませんが、ゲーム好きなら誰でも、練習と勝ちを重ねればその道が見えてくるかも! もちろん何事も続けるには楽しむことが大事ですよね。
だからと言って、毎日10時間以上の練習すごい……。宮崎キャンプでもしないでしょう。既にトップアスリート並み。
そんな長時間プレイで疲れないように『ESPO LABO FUKUI』では専用のゲーミングチェアも完備。また休憩にはビルの外を眺めるもヨシ。「レインボービル」7階にあり、新幹線を上から、夜には福井市街の夜景の望める絶景の場所なのです。
「とにかく、この場を通してeスポーツをコミュニケーションツールとして楽しんでいただければ、そして興味を持っていただければと思います」とこれからの期待を込めて言う納庄さん。ゲームに興味のある方、そしてゲーマーとしての道を考える方は、一度足を運んでみてはいかがでしょう。
※情報は取材時のものです。営業時間等に関してはお店に直接連絡してご確認ください。
ESPO LAB FUKUI(エスポラボ フクイ)
【住所】福井県福井市高柳2-1301 レインボービル7F
【時間】10:00~24:00(※3月中旬まで9:00~22:00)
【休日】月曜不定休
【料金】基本料金:1時間400円(土・日曜、祝日は1時間500円)
お支払いはキャッシュレス決済のみで対応
【お問い合わせ】0776-97-6901
【HP】 HP
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