
アメリカ・ロサンゼルスを拠点に、全米で活躍する福井県出身のジャズピアニストの馬渕侑子さん。昨年、アメリカでリリースした4thアルバム『Yuko Mabuchi Plays Miles Davis』が名誉ある賞を受賞。ジャズの本場で精力的に活動を続ける彼女に、ジャズとの出会い、アメリカに渡ったきっかけ、福井への思い、ジャズの魅力についてなど、さまざまなことを伺いました。
ピアノであらゆるジャンルを弾けるようになりたいと思い、飛び込んだジャズの世界
――ピアノとの出会いを教えてください。 
母がクラシックピアノ講師なので、幼い頃に「音楽を勉強する」ことは理解していました。4歳から音楽教室に通い始め、その後すぐ個人でピアノを教えている先生に10歳までつき、スキルアップに合わせて大阪、次に京都と場所を変えレッスンを重ねていきました。子どもの頃から人前での演奏するのが大好きで、10代になるとクラシック音楽以外にも興味を持ちはじめました。どんなジャンルを弾いていくのかは分かりませんでしたが、ピアノはずっと弾いていくと思っていましたね。 
2019年、カリフォルニア州コスタメサにある「セゲルストロム芸術センター」で行なわれたライブの様子
 
  
――ジャズにはいつから興味を持ち始めたのでしょうか?また、そのきっかけを教えてください。 
5〜6歳の頃にラジオで聴いた、アメリカの音楽にとても惹かれたことを今でも記憶しています。また、父がいつも家や車でジャズやソウル、ラテン音楽をかけていました。その音楽にはたくさんのリズムがあり聴きやすく、気分が高揚しました。10代半ばになると、アメリカンポップやR&Bを、そしてジャズピアノの巨匠である、オスカー・ピーターソンや、モンティ・アレキサンダーを聴き始めました。ハービー・ハンコックやマイルス・デイヴィスのようなジャズの偉人が、ヒップホップアーティストとコラボレートした作品を聴いた時には、音楽の未知なる可能性と楽しさを知り、自分もピアノであらゆるジャンルを弾けるようになりたいと思い、ジャズを学び始めました。 
――高校卒業後に京都の音楽専門学校にて亀田邦宏氏に師事し、本格的にジャズを学び始めましたが、亀田氏から学んだこととは? 
亀田邦宏氏はとても素晴らしいピアニスト、教育者であり、また、人間的にも素晴らしい方です。先生からジャズ理論、パフォーマンス、アンサンブル、ジャズの譜面の書き方などを学び、私が演奏したい曲をプレイする為の基盤を教わりました。 
――2010年に亀田氏の勧めでロサンゼルスに留学しますが、迷いはありませんでしたか? 
ジャズを始めた頃から、本場で学びプロになりたい夢があったので、迷いはありませんでした。アメリカを早く見てみたいという好奇心でいっぱいでした。ジャズの勉強を続ける為、亀田先生が彼の知人が講師を務めるロサンゼルスの「ミュージック・パフォーマンス・アカデミー」を勧めてくれたのですが、実はボストンにあるバークリー音楽院の奨学金も決まっていて、でも、残念なことにアメリカの高価な都市での生活費をカバーするのが難しく、ロサンゼルスの音楽学校選びました。両親は私が昔、クラシックピアノの興味を失い始めたとき、とても残念がりましたが、ジャズでピアノを続けると決め、将来について前向きに決断したことをとてもよろこび、アメリカ留学も応援してくれました。
 ロサンゼルスの「ミュージック・パフォーマンス・アカデミー」 に通っていた頃の写真
  
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LAはエンターテインメントの中心地。キャリアを続けるのに一番だと思いました
 「ユウコ・マブチ・トリオ」。左がドラムのボブ・ブレットンさん、右がベースのデル・アトキンズさん 
 
  
――ロサンゼルスの音楽学校ではどのようなことを学びましたか?  
「ミュージック・パフォーマンス・アカデミー」という音楽学校に通っていたのですが、授業は音楽パフォーマンスが中心でした。理論に加えて、ソロとアンサンブルのパフォーマンス、やるべきことと、やらなくていいこと、良いパフォーマーになる為のことをたくさん学びました。講師のコンサートなどで、プロミュージシャンと演奏する機会も数多くあり、プロになるために必要なことを実践しながら学ぶことができました。
――2013年に一度帰国し、2016年に再びアメリカに渡った馬渕さんですが、この間、日本ではどのような活動をされていたのでしょうか? 
家族と楽しく、健康的に過ごせるのは最高なことなのですが、福井で演奏する機会は限られていましたね。演奏したい時は、自分達でイベントをプロデュースしていました。日本国内で開催されている、いくつかのイベントやフェスティバルに連絡を取ろうとした時には、無名だしエージェントがついていないということもあり、完全に無視されるなど、とてもがっかりしたこともありました。再びアメリカに渡るまでは、毎月東京に行き、新宿の京王プラザホテルでソロ演奏の仕事をしました。 
――帰国した2013年というと「ユウコ・マブチ・トリオ」の結成時期ですよね。トリオとはどのようにして知り合ったのでしょうか? 
「ミュージック・パフォーマンス・アカデミー」のインストラクターは、全員現役のミュージシャンです。私達が講師のコンサートで演奏する際、その他の素晴らしいミュージシャンにも出会えるチャンスがありました。ベーシストのデルとはそのように知り合いました。ドラマーのボビーとは、私の1st CDを制作中に、プロデューサーのビリー・ミッチェルを通して出会いました。 
――2016年に再びアメリカに渡りますが、その理由を教えてください。
ロサンゼルスはエンターテインメントの中心地であり、他の都市よりも多くのことにチャレンジできる機会があります。とても興味深い場所で、自分のキャリアを続けるのに一番だと思いました。
――現在までにアメリカで4枚のCDをリリースされていますね。昨年リリースされた「ジャズ界の帝王」と称されるマイルス・デイヴィスに捧げたアルバム『Yuko Mabuchi Plays Miles Davis』が、アメリカの「NativeDSD.com」のジャズ部門年間賞に選ばれましたが、受賞の感想を教えてください。
多くの方のサポートのおかげで「ヤーラン・レコーズ」とのプロジェクトが成功して素晴らしい評価をいただき光栄です。感謝と最高の気持ちでした。
 
   
――この賞はアーティストの才能を賞賛するだけでなく、録音環境にも着眼した、音響のプロが選ぶ他にはない賞ですが、レコーディングはどのようなスタイルで行なわれたのでしょうか? 
「ヤーラン・レコーズ」はクラシック系音楽のオーディオファイル・レーベルです。録音は南カリフォルニア大学(USC)のキャンパスのレコーディングシアター(カミッレリー・ホール)で聴衆の前で行いました。録音機器はとても繊細なので、野外コンサートやナイトクラブと同じように演奏することは出来ません。また、全曲ワンテイクで録音するので、ミスすることはできず、デジタル補正は一切ありません。とてもクリーンなサウンド、録音会場の空気感や雰囲気も感じ取れる内容になっています。 
――今年2月22日にサンノゼ(カリフォルニア州の都市)で開催された「San Jose Jazz Winter Fest 2020」にユウコ・マブチ・トリオが出演されたそうですが、フェスの感想を教えてください。 
アメリカのオーディエンスは、演奏する場所が何処であろうととても熱狂的で私達がベストを尽くすよう刺激をくれます。「ウォルト・ディズニー・コンサートホール」や、「セゲルストロム芸術センター」といった2000人ものお客さんが来られるコンサートもあれば、ワシントンD.C.の「ブルースアレイ」や、「デトロイト美術館」、「サンフランシスコJAZZ」や、「サンノゼJAZZ」のように、お客さんとより親密な雰囲気の会場、これまでいろんなかたちでパフォーマンスをしてきました。今後も6月にカリフォルニア州オークランドにある日本人オーナーの有名ジャズクラブ「Yoshi’s」にてコンサートを。 7月にはアメリカの大きなジャズフェスの一つである「Atlanta Jazz Festival」に出演します。小さな会場でも大きな会場でも、同じ良い音楽を届けられるようベストを尽くします。 
 
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私にとってジャズは世界で一番エキサイティングな音楽。いつか福井で演奏をしたい
アメリカで気づいた日本の美、日本の素晴らしさを表現したいと、着物をアレンジしたライブ衣装で演奏することも
  
――着物をアレンジした衣装でライブを行なっている写真を拝見ました。いつもこの衣装を着用されているのでしょうか?この衣装を着るようになったきっかけ、観客の方の反応を教えてください。 
着物スタイリストの大川敏子さんがアレンジしてくださった着物で何度かコンサートを行なっています。準備に時間を要するので、いつも着ることは出来ませんが、日本のミュージシャンとして、どんな環境に居ても何時でも、自分の個性や日本人らしさというものを音楽パフォーマンスと一緒にお見せしたくて、出来る限り着物を着たいと思います。アメリカの観客は着物が大好きです。“美しくとても個性的だ!”と着物で演奏する時はいつもよろこばれます。
 ――月並みですが、ジャズの醍醐味は「即興演奏」「一体感」にあると思っています。ライブの時はどのようなことを意識されていますか? 
その時演奏している曲と練習したことに集中しています。ライブ中の演奏にはいつも変化があり、私達のベストなサウンドを作り上げるためにベース、ドラムとお互いに耳をかたむけながら演奏しています。私達ジャズミュージシャンは、ライブでの即興演奏が全てです。即興は瞬間的なとても速いプロセスなので、時々自分が弾いたことを覚えていないこともあります。全ては練習とライブ中に聴く自分達の音、そしてお客さんに何を感じて欲しいかによります。
――2020年夏に新しいライブアルバム『Yuko Mabuchi LIVE at Vibrato』をリリースされるとのことですが、どのような作品なのでしょうか?
次のアルバムではとても幅広いジャンルの音楽をカバーしています。スウィング、ラテン、クラシック、ポップ、さまざまなグルーヴ感溢れるハイエナジー パフォーマンスを収録した、全16曲のダブルCDになります。まさに “2020年の今の私の音楽”を聴いていただけるアルバムです。
ロサンゼルスに数あるジャズバーの中でも、最高ランクの「Vibrato Grill Jazz」で演奏
  
――馬渕さんにとってジャズとは? 
私にとってジャズは世界で一番エキサイティングな音楽です。とても魅力的で、フリーで、楽しいものです! 
――馬渕さんにとって故郷の福井とは? 
福井は私の故郷=ホームであり、いつも特別な場所です。去年から始まった福井の新しい音楽フェスティバル「ONE PARK FESTIVAL」について聞いて、本当にうれしいです!近い将来、地元で演奏するのを心から楽しみにしています。
 ――ジャズピアニスト馬渕侑子の今後の夢を教えてください。
ほとんどのアーティストと同じです。つまり、有名になり世界中で私の音楽を演奏することです。また、私自身ジャズを楽しんでいるように、もし誰かが私の音楽を聴いて“ジャズって楽しい!”と思うきっかけになることができたらうれしいです。ジャズはとても特別な音楽で、音楽的にさまざまな方法で自分を表現し、想いを伝えることができます。この音楽をこの先もずっと演奏し続けていくことが私の夢です。 
 
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「Yuko Mabuchi Plays Miles Davis」
Yarlung Records
※各online storeにて販売中
馬渕侑子(まぶちゆうこ)
アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活躍するジャズピアニスト。4歳からクラシックピアノを始め、高校時代にジャズに魅せられる。京都の音楽学校を卒業後、ソリストとして、またジャズトリオのメンバーとして演奏活動を開始。 2010年にアメリカに渡り、ロサンゼルスの「ミュージックパフォーマンス アカデミー」で学ぶ。これまでにアメリカにて4枚のCDをリリース。昨年リリースした『Yuko Mabuchi Plays Miles Davis』がアメリカの「NativeDSD.com」のジャズ部門年間賞に選ばれ大きな話題に。現在ソロおよびトリオで、全米で活躍中。 yukomabuchi.com
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――ロサンゼルスの音楽学校ではどのようなことを学びましたか?
「ミュージック・パフォーマンス・アカデミー」という音楽学校に通っていたのですが、授業は音楽パフォーマンスが中心でした。理論に加えて、ソロとアンサンブルのパフォーマンス、やるべきことと、やらなくていいこと、良いパフォーマーになる為のことをたくさん学びました。講師のコンサートなどで、プロミュージシャンと演奏する機会も数多くあり、プロになるために必要なことを実践しながら学ぶことができました。
――2013年に一度帰国し、2016年に再びアメリカに渡った馬渕さんですが、この間、日本ではどのような活動をされていたのでしょうか?
家族と楽しく、健康的に過ごせるのは最高なことなのですが、福井で演奏する機会は限られていましたね。演奏したい時は、自分達でイベントをプロデュースしていました。日本国内で開催されている、いくつかのイベントやフェスティバルに連絡を取ろうとした時には、無名だしエージェントがついていないということもあり、完全に無視されるなど、とてもがっかりしたこともありました。再びアメリカに渡るまでは、毎月東京に行き、新宿の京王プラザホテルでソロ演奏の仕事をしました。
――帰国した2013年というと「ユウコ・マブチ・トリオ」の結成時期ですよね。トリオとはどのようにして知り合ったのでしょうか?
「ミュージック・パフォーマンス・アカデミー」のインストラクターは、全員現役のミュージシャンです。私達が講師のコンサートで演奏する際、その他の素晴らしいミュージシャンにも出会えるチャンスがありました。ベーシストのデルとはそのように知り合いました。ドラマーのボビーとは、私の1st CDを制作中に、プロデューサーのビリー・ミッチェルを通して出会いました。
――2016年に再びアメリカに渡りますが、その理由を教えてください。
ロサンゼルスはエンターテインメントの中心地であり、他の都市よりも多くのことにチャレンジできる機会があります。とても興味深い場所で、自分のキャリアを続けるのに一番だと思いました。
――現在までにアメリカで4枚のCDをリリースされていますね。昨年リリースされた「ジャズ界の帝王」と称されるマイルス・デイヴィスに捧げたアルバム『Yuko Mabuchi Plays Miles Davis』が、アメリカの「NativeDSD.com」のジャズ部門年間賞に選ばれましたが、受賞の感想を教えてください。
多くの方のサポートのおかげで「ヤーラン・レコーズ」とのプロジェクトが成功して素晴らしい評価をいただき光栄です。感謝と最高の気持ちでした。
――この賞はアーティストの才能を賞賛するだけでなく、録音環境にも着眼した、音響のプロが選ぶ他にはない賞ですが、レコーディングはどのようなスタイルで行なわれたのでしょうか?
「ヤーラン・レコーズ」はクラシック系音楽のオーディオファイル・レーベルです。録音は南カリフォルニア大学(USC)のキャンパスのレコーディングシアター(カミッレリー・ホール)で聴衆の前で行いました。録音機器はとても繊細なので、野外コンサートやナイトクラブと同じように演奏することは出来ません。また、全曲ワンテイクで録音するので、ミスすることはできず、デジタル補正は一切ありません。とてもクリーンなサウンド、録音会場の空気感や雰囲気も感じ取れる内容になっています。
――今年2月22日にサンノゼ(カリフォルニア州の都市)で開催された「San Jose Jazz Winter Fest 2020」にユウコ・マブチ・トリオが出演されたそうですが、フェスの感想を教えてください。
アメリカのオーディエンスは、演奏する場所が何処であろうととても熱狂的で私達がベストを尽くすよう刺激をくれます。「ウォルト・ディズニー・コンサートホール」や、「セゲルストロム芸術センター」といった2000人ものお客さんが来られるコンサートもあれば、ワシントンD.C.の「ブルースアレイ」や、「デトロイト美術館」、「サンフランシスコJAZZ」や、「サンノゼJAZZ」のように、お客さんとより親密な雰囲気の会場、これまでいろんなかたちでパフォーマンスをしてきました。今後も6月にカリフォルニア州オークランドにある日本人オーナーの有名ジャズクラブ「Yoshi’s」にてコンサートを。 7月にはアメリカの大きなジャズフェスの一つである「Atlanta Jazz Festival」に出演します。小さな会場でも大きな会場でも、同じ良い音楽を届けられるようベストを尽くします。
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私にとってジャズは世界で一番エキサイティングな音楽。いつか福井で演奏をしたい
アメリカで気づいた日本の美、日本の素晴らしさを表現したいと、着物をアレンジしたライブ衣装で演奏することも
  
――着物をアレンジした衣装でライブを行なっている写真を拝見ました。いつもこの衣装を着用されているのでしょうか?この衣装を着るようになったきっかけ、観客の方の反応を教えてください。 
着物スタイリストの大川敏子さんがアレンジしてくださった着物で何度かコンサートを行なっています。準備に時間を要するので、いつも着ることは出来ませんが、日本のミュージシャンとして、どんな環境に居ても何時でも、自分の個性や日本人らしさというものを音楽パフォーマンスと一緒にお見せしたくて、出来る限り着物を着たいと思います。アメリカの観客は着物が大好きです。“美しくとても個性的だ!”と着物で演奏する時はいつもよろこばれます。
 ――月並みですが、ジャズの醍醐味は「即興演奏」「一体感」にあると思っています。ライブの時はどのようなことを意識されていますか? 
その時演奏している曲と練習したことに集中しています。ライブ中の演奏にはいつも変化があり、私達のベストなサウンドを作り上げるためにベース、ドラムとお互いに耳をかたむけながら演奏しています。私達ジャズミュージシャンは、ライブでの即興演奏が全てです。即興は瞬間的なとても速いプロセスなので、時々自分が弾いたことを覚えていないこともあります。全ては練習とライブ中に聴く自分達の音、そしてお客さんに何を感じて欲しいかによります。
――2020年夏に新しいライブアルバム『Yuko Mabuchi LIVE at Vibrato』をリリースされるとのことですが、どのような作品なのでしょうか?
次のアルバムではとても幅広いジャンルの音楽をカバーしています。スウィング、ラテン、クラシック、ポップ、さまざまなグルーヴ感溢れるハイエナジー パフォーマンスを収録した、全16曲のダブルCDになります。まさに “2020年の今の私の音楽”を聴いていただけるアルバムです。
ロサンゼルスに数あるジャズバーの中でも、最高ランクの「Vibrato Grill Jazz」で演奏
  
――馬渕さんにとってジャズとは? 
私にとってジャズは世界で一番エキサイティングな音楽です。とても魅力的で、フリーで、楽しいものです! 
――馬渕さんにとって故郷の福井とは? 
福井は私の故郷=ホームであり、いつも特別な場所です。去年から始まった福井の新しい音楽フェスティバル「ONE PARK FESTIVAL」について聞いて、本当にうれしいです!近い将来、地元で演奏するのを心から楽しみにしています。
 ――ジャズピアニスト馬渕侑子の今後の夢を教えてください。
ほとんどのアーティストと同じです。つまり、有名になり世界中で私の音楽を演奏することです。また、私自身ジャズを楽しんでいるように、もし誰かが私の音楽を聴いて“ジャズって楽しい!”と思うきっかけになることができたらうれしいです。ジャズはとても特別な音楽で、音楽的にさまざまな方法で自分を表現し、想いを伝えることができます。この音楽をこの先もずっと演奏し続けていくことが私の夢です。 
 
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Yarlung Records
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馬渕侑子(まぶちゆうこ)
アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活躍するジャズピアニスト。4歳からクラシックピアノを始め、高校時代にジャズに魅せられる。京都の音楽学校を卒業後、ソリストとして、またジャズトリオのメンバーとして演奏活動を開始。 2010年にアメリカに渡り、ロサンゼルスの「ミュージックパフォーマンス アカデミー」で学ぶ。これまでにアメリカにて4枚のCDをリリース。昨年リリースした『Yuko Mabuchi Plays Miles Davis』がアメリカの「NativeDSD.com」のジャズ部門年間賞に選ばれ大きな話題に。現在ソロおよびトリオで、全米で活躍中。 yukomabuchi.com
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アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活躍するジャズピアニスト。4歳からクラシックピアノを始め、高校時代にジャズに魅せられる。京都の音楽学校を卒業後、ソリストとして、またジャズトリオのメンバーとして演奏活動を開始。 2010年にアメリカに渡り、ロサンゼルスの「ミュージックパフォーマンス アカデミー」で学ぶ。これまでにアメリカにて4枚のCDをリリース。昨年リリースした『Yuko Mabuchi Plays Miles Davis』がアメリカの「NativeDSD.com」のジャズ部門年間賞に選ばれ大きな話題に。現在ソロおよびトリオで、全米で活躍中。 yukomabuchi.com
