声優としてだけでなく、歌手、舞台など、さまざまな分野で活躍する福井県出身の蒼井翔太さん。4月29日(水)に発売したNEWシングル『BAD END』は、この春より放送スタートの、蒼井さんも声優として出演するテレビアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のエンディングテーマ。自身が作詞作曲したカップリング曲『Existence』に込めた思いなど、たっぷり語っていただきました!
 
聴いた瞬間、直感で“歌いたい”と思った、熱量高いロックサウンド『BAD END』

――最新シングル『BAD END』は、テレビアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のエンディングテーマでもありますが、初めてこの曲を聴いたときの感想を教えてください。
シングル制作にあたって、いろんな楽曲を聴かせていただいた中で、『BAD END』はイントロも歌い始まりも、とても印象が強くて、曲を聴いて“これを歌いたい!”と直感的に思いました。アニメ制作サイドからも「エンディングテーマだからといって、バラードだったり、ミディアムテンポの楽曲じゃなくていいですから」と、言っていただいていたので、プロデューサーといろいろ話し合い、今回は「エンディングテーマだけれど、激しい感じで、ギャップ狙いでもいいかもね」という話になり、『BAD END』を歌うことに決めました。
―― エンディングテーマを担当するだけでなく、主人公のカタリナ・クラエスの婚約者、ジオルド・スティアート役でも出演されますが、役が決まったときの感想を教えてください。
まずは、アニメのエンディングを歌わせていただけることに、すごくありがたいと思いました。そしてジオルド役で出演させていただくことが決まった時は、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』 という“悪役令嬢もの ”のパイオニア的な作品に出演させていただけることをすごく光栄だと思いました。僕が演じるジオルド・スティアートは、腹黒でドSな性格の王子様ではあるんですが、でも、ただの腹黒、ドSではなくて、そうなってしまったのにはちゃんと理由があって、とてもかわいいキャラクターです。なので、たくさんの方にこのアニメを見ていただきたいですね。
――『BAD END』は、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の物語とうまくリンクした作品だと思いました。
まず、この物語の内容なんですが、主人公の女の子、カタリナ・クラエスが転んで石に頭をぶつけてしまうところから始まるんですが、 カタリナは事故当日の明け方までプレイしていた乙女ゲームの中の悪役に転生してしまうんです。このまま進めば、良くて「国外追放」、最悪「死亡」する「破滅フラグ」しかないからこそ、「破滅フラグ」を回避するため行動するというストーリーです。実はこの曲を歌わせていただこうと思ったのは、曲のインパクトはもちろんですが、タイトルのインパクトも大きくて。曲名が『BAD END』。物語との繋がりを感じました。
――蒼井さん演じるジオルド・スティアート目線で書かれた、歌詞がキャッチーで面白いですね。
ジオルドの腹黒いところであったり、ドSなところであったり、彼の強引さといいますか、そんな彼の性格を歌詞に込めていただいたかなって思います。バッドエンドになったとしても、自分のものにしてみせるとか、そんな強引なところがジオルドにすごくハマっているなと思いつつ、レコーディングではジオルドの気持ちをお借りして歌わせていただきました。でも蒼井翔太個人として、日ごろ思っていることが歌詞の中に1フレーズにあって、それはBメロの「闇の中で輝けるのは太陽のような君の存在がそばにあるからさ」という歌詞なんですが、そこはジオルドとは別に、いつも応援してくださるみなさんへの僕の想いを感情込めて歌わせていただいているので、注目していただけるとうれしいですね。普段はなかなか前衛的というか、『BAD END』の歌詞のような考え方や強引なところは僕にはないと思っていて(笑)。だからこそ、演じながら歌っている瞬間がすごく楽しかったですし、曲調も久しぶりのゴリゴリなロックサウンドだったので、力強いヴォーカルでこの曲の世界観を表現できたと思います。
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人生って選択の連続。自分で選んできたことが、今の僕の自信に繋がってます
――全体的にキーの高い楽曲だと思うのですが、レコーディングは順調に進みましたか?
いい意味で引き算をしながら、リラックスしながら歌うように意識しました。歌い方も力強く歌ってみたり、吐き捨てるような歌い方をしてみたりと、自分の中でしっかり決めていたので、満足のいくレコーディングができました。正直、レコーディング前は 「この音域、大丈夫かなー」って、少し不安はあったんですが、2019年はFNS歌謡祭でのコラボレーションやミュージカルへの出演などで、とても喉が鍛えられた年でもあったので、 レコーディングは順調でした。
写真は「蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I」
  
――2曲目に収録されている『Existence』は蒼井さん作詞作曲の作品ですが、この曲に込めた思いを教えてください。
『Existence』は“存在”という意味です。デビュー当時からシングルを1枚出させていただくごとに、カプリングの1曲を自分自身で作詞作曲させていただいています。応援してくださるみなさんのことを考えながら、曲を作ることが多かったのですが、2018年にリリースしたシングル『Eclipse』のカップリングでは、みなさんがまだまた知らない蒼井翔太を表現したいと思い、『I am』という曲を発表させていただきました。この作品を出したことで、「自分はこういう人間だ」という自己表現をどんどんしたくなり、その思いがまた強くなったのが、この『Existence』です。
―― クールなダンスナンバーですが、 歌詞やメロディに蒼井さんの強い意志を感じます。
自分の夢であった、声優というお仕事をさせていただいていることは、本当に奇跡だと思っています。ただやっぱり、やりたいことだからこそ壁が1枚1枚すごく高くて、辿り着きたい場所がすごく果てしなく遠かったり、道が長かったり…というのを、日々感じます。そういう思いを英語で繰り返し繰り返し、強いメッセージとして書いてみました。これは、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のストーリーとも偶然リンクしていて、人生って選択の連続だと思うんです。僕自身、今まで選んできた道を一つも間違っていないと思っていて、その選択は今の僕の自信に繋がってます。『Existence』はどんなに生まれ変わっても“僕は同じ選択をする”という強い決意も込めた楽曲になっています。これが「蒼井翔太だ!」という。改めて、僕の名刺代わりのような曲になったのではないかと思います。
 
――3曲目の『Shake Shake! Together!』はライブが楽しみになる、ポップなナンバーですね。
『Shake Shake! Together!』は本当に聴いていただいた通り、とても明るい曲で前向きにさせてくれる曲です。これもコンペという形でいただいた作品の中から選ばせていただいた曲なんですけれども、聴いた瞬間にライブの光景だったり、ライブに来てくださるみなさんの笑顔が真っ先に思い浮かびました。この曲も「これを歌いたい!」と素直に思いましたね。日ごろ、たくさんの人と一緒にいたとしても、家に帰ったら誰もが一人で「独りぼっちだな、寂しいな」という瞬間が絶対にあると思うんです。でも、そういう瞬間でも、同じ時間だったり、同じ空の下でみんな一緒に生きているんだっていうことを教えてくれるような楽曲です。早くライブで歌いたいですね。“Shake Shake!”した気持ちをまた次に会える日まで忘れずにいさせてくれる、気持ちをグッと前向きにさせてくれる、そんな楽曲になったんじゃないかなと思います。
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レベルアップした蒼井翔太をお見せすることができた、まるで宝箱のような1枚
――ロック、ダンス、ポップの3曲を収録した今作ですが、蒼井さんにとって、この1枚はどんな1枚になりましたか?
また一つレベルアップした蒼井翔太をお見せすることができたCDになったと思います。と同時に、蒼井翔太ならではの楽曲を詰め込んだ、まるで宝箱のようなな1枚でもあると思いますね。これからもみなさんがよろこんでくれる曲、そしてライブでお会いできる日が待ち遠しくなる曲、そして自分を表現する曲をもっと多く作っていきたいと思います。
――2019年はドラマ、ミュージカルに出演。4年ぶりの写真集の発売と、さまざまなことに挑戦されましたが、今後やってみたいことはありますか?
もちろん、本業である声優としてもレベルアップするということは根本にあることですが、やっぱり舞台に立っていたいという気持ちもあるので、いつかまた舞台のプロデュースもしてみたいですね。自分がプロデュースした舞台を再演して、“蒼井翔太イズム”を作っていきたいなと思います。
 写真は「蒼井翔太 LIVE 2019 WONDER lab. I」 
  
――地元、福井のファンのみなさんへメッセージをお願いします! 
なかなか福井に帰れることはないんですが、いつも応援してくださっているみなさん、ありがとうございます!3年前の出来事になりますが、福井でライブを開催した時に、改めて地元の素晴らしさに触れることができました。またみなさんにお会いできる機会が作れたらいいなと思っています。不安な日々が続きますが、前向きに、本当に一人ひとりが、僕も含めて一人ひとりが気を付けて、一緒に強く生きていけたらな、というふうに思います。一人じゃありません。一人じゃないということも感じながら一緒に生きていきましょう!これからもよろしくお願いします!
   
 
【初回限定盤(CD+DVD)】 
2020.04.29 RELEASE
12th SINGLE
『BAD END』
KING RECORDS
KICM-92047/1800円+税
※プレイパスコード封入
 
【通常盤(CD ONLY)】 
2020.04.29 RELEASE
12th SINGLE
『BAD END』
KING RECORDS
KICM-2047/1300円+税
※初回製造分のみプレイパスコード封入
蒼井翔太(アオイショウタ)
福井県出身の声優、歌手、舞台俳優。
2011年に声優デビュー。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの美風 藍役で注目を集め、多くのアニメ・ゲーム作品で活躍する。アーティストとしては、2016年に自身初となる日本武道館公演を開催。2017年には自身最大規模となる、代々木第一体育館公演を含む、東阪ツアーも成功に収め、2ndアルバム「Ø(ゼロ)」を掲げての2万人動員の全国ライブツアーも開催。2019年には、5会場をめぐる全7公演のライブツアーで計22000人を動員。高い歌唱力と表現力が評価され、躍進し続けている。
蒼井翔太 OFFICIAL WEB SITE Twitter
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――ロック、ダンス、ポップの3曲を収録した今作ですが、蒼井さんにとって、この1枚はどんな1枚になりましたか?
また一つレベルアップした蒼井翔太をお見せすることができたCDになったと思います。と同時に、蒼井翔太ならではの楽曲を詰め込んだ、まるで宝箱のようなな1枚でもあると思いますね。これからもみなさんがよろこんでくれる曲、そしてライブでお会いできる日が待ち遠しくなる曲、そして自分を表現する曲をもっと多く作っていきたいと思います。
――2019年はドラマ、ミュージカルに出演。4年ぶりの写真集の発売と、さまざまなことに挑戦されましたが、今後やってみたいことはありますか?
もちろん、本業である声優としてもレベルアップするということは根本にあることですが、やっぱり舞台に立っていたいという気持ちもあるので、いつかまた舞台のプロデュースもしてみたいですね。自分がプロデュースした舞台を再演して、“蒼井翔太イズム”を作っていきたいなと思います。
――地元、福井のファンのみなさんへメッセージをお願いします!
なかなか福井に帰れることはないんですが、いつも応援してくださっているみなさん、ありがとうございます!3年前の出来事になりますが、福井でライブを開催した時に、改めて地元の素晴らしさに触れることができました。またみなさんにお会いできる機会が作れたらいいなと思っています。不安な日々が続きますが、前向きに、本当に一人ひとりが、僕も含めて一人ひとりが気を付けて、一緒に強く生きていけたらな、というふうに思います。一人じゃありません。一人じゃないということも感じながら一緒に生きていきましょう!これからもよろしくお願いします!
   
【初回限定盤(CD+DVD)】 
2020.04.29 RELEASE
12th SINGLE
『BAD END』
KING RECORDS
KICM-92047/1800円+税
※プレイパスコード封入
【通常盤(CD ONLY)】 
2020.04.29 RELEASE
12th SINGLE
『BAD END』
KING RECORDS
KICM-2047/1300円+税
※初回製造分のみプレイパスコード封入
蒼井翔太(アオイショウタ)
福井県出身の声優、歌手、舞台俳優。
2011年に声優デビュー。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの美風 藍役で注目を集め、多くのアニメ・ゲーム作品で活躍する。アーティストとしては、2016年に自身初となる日本武道館公演を開催。2017年には自身最大規模となる、代々木第一体育館公演を含む、東阪ツアーも成功に収め、2ndアルバム「Ø(ゼロ)」を掲げての2万人動員の全国ライブツアーも開催。2019年には、5会場をめぐる全7公演のライブツアーで計22000人を動員。高い歌唱力と表現力が評価され、躍進し続けている。
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