【6/1~7/7開催】魯山人の北大路魯山人展

2019/06/01

書、篆刻、絵画、陶芸、漆工芸など多方面に才能を発揮し、美食家としても名を馳せた北大路魯山人(1883-1959年)。いくつもの括りで語られ、いずれの分野においても創意あふれる手腕を示しました。また、多くの知識人によって伝えられる、そのあまりにも個性的な人物像と相俟って、没後半世紀以上経ってもなお独特の存在感を放ちつづける稀代の芸術家です。

自邸ベランダでくつろぐ北大路魯山人 1955年
自邸ベランダでくつろぐ北大路魯山人 1955年

数奇な幼少期を送り、若くして書と篆刻で身を立て、美を追求する天賦の資質と古美術の蒐集・研究で鍛えた審美眼を、「食」に発揮すべく会員制の「美食倶楽部」を発足しました。そこでは、自ら厨房に立って腕を振るうなど世の食通人をうならせ名声を博しました。 一般的には陶芸家魯山人として知られていますが、作陶をはじめたのは意外にも四十歳代になってからのことでした。その動機は、自分でつくった料理を盛り付けるのにふさわしい食器がなかったためとのことで、このエピソードからも彼の奔放な人物ぶりと高い芸術性を求め続けた気持ちを感じる事ができます。

32日間にわたって開催される今回の展覧会では、魯山人が求めた「生活の中の雅と美」を体現すべく、陶磁器の作品を中心に書画などを合わせた約100点の作品で彼の創造の世界が紹介されます。

紅葉絵鉢(竜田川)
紅葉絵鉢(竜田川)
九谷風鉢
九谷風鉢
織部花器
織部花器

北大路魯山人展
【会場】福井市美術館(福井市下馬3-1111)
【日程】2019/06/01(土) ~ 07/07(日)
【時間】9:00~17:15 ( 入館16:45 ) ※6/1は10:00開場
【料金】一般1100円( 900円 )、大学・高校生600円 ( 500円 )、中・小学生300円 ( 200円 )、未就学児無料 ※括弧内は団体料金。団体は20名以上。障害者手帳提示者および介護者1名は団体料金を適用。
【HP】あり
【SNS】Instagram Twitter
【お問い合わせ】0776-33-2990

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