【日々物欲的生活。】
2020/07/31
物欲その⑬
「大屋宇一郎氏のアニマル花入れ」
ろくろ挽きの丈夫さと手作業の温かみが
混じり合った、一期一会の作品。
家にいる時間が増えた今シーズンは暮らし方も変えようとする人も多いのでは?いつもの空間にグリーンなどの生きているものを加えて日々の生活を大切にしたいと思っている人にぜひ知ってほしいのが、越前焼の伝統工芸士・大屋宇一郎さんの作リ出すアニマルシリーズです。最初は20年ほど前、ちょっとした遊びからペンギンやイルカ、フクロウを思いつき、イベントなどの展示として器と一緒に置いてみたという大屋さん。お客さんからの評判が大変よく、あっという間に人気商品になったのだとか。ベースの形はろくろで、そこから作りたい動物に合わせて手で形を作っていくとのことですが、温かみのあるフォルムに植物が加わると動物の表情が優しくなったように見えるから不思議です。
花入れから展開する、
動物の器シリーズもユニーク!
この“仲間感”はクセになりそう。
作品のシリーズはホッキョクグマの他にもキリンやシマウマ、ハリネズミなど。キリンは3年ほど前から、ホッキョクグマ、ハリネズミはここ半年ほど前から器シリーズとして少しずつ揃ってきました。この、リアルなムラのある色のグラデーションは焼く前に色を着けています。ハリネズミの毛並みは一度黒く着色し、針の部分を削ってそこにまた色を入れているのだとか。「温かい雰囲気を世に出したくて。一つひとつとても手間も時間もかかりますが、顔を手がけた時に魂がこもっていくのが楽しい」という大屋さん。最近のシリーズは目を変化させ、より生き生きとした表情に近づけているとのことです。作品は大屋さんの工房「風来窯」か、越前焼を代表する窯元の作品を販売する「越前焼の館」などで購入できます。
風来窯 大屋宇一郎
【住所】福井県丹生郡越前町小曽原107-1-110(越前陶芸村内)
【電話】090-3767-2945
【SNS】Facebook Instagram
※8月末まで「越前焼の館」『わたしのいちおし展』にて器を販売中
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