【麺 to the future|宗近製麺】

麺のプロ×お土産のプロ。これまでにはない「新たな“贈る文化”を作っていきたい」|宗近製麺

2020/08/08

木瀬さん自身、蕎麦好き。
いろんな蕎麦を食べ歩き、自信のあるものを販売している

2.試食や食べ比べ、売り方次第で、蕎麦が夏の人気商品に!?

-売り方もアイデア次第ということ。

木瀬 売り方次第で、モノは売れると思います! 四苦八苦はしますが…。

宗近 私達はメーカーなので、やはり企画力や販売力の不足を実感しています。その辺りを教えてください、というか、何か一緒にしてみたいです。

-かゞみやでの一番の売れ筋は、やはり蕎麦ですか?

木瀬 一番売れているのは「五月ヶ瀬」。もちろん蕎麦も売れてますし、水ようかんとのセットならさらに売れる。というより、水ようかん入りのセットなら売れるという感覚でしょうか。それくらい、福井の水ようかん人気はすごいです。

宗近 蕎麦が売れるのは、やはり冬季ですよね?

木瀬 おっしゃる通り。でも、「今夏、かゞみやでは、そうめんでも冷やし中華でもなく、“そば”がオススメ!」と大々的に告知し、さらに店頭での食べ比べなどをすれば夏季でも売れるかもしれませんね。まさに、売り方次第!

「ハピリン店ができて、昔ながらのかゞみやさんのイメージがガラリと変わりました」(宗近さん)

-蕎麦の食べ比べ…店頭では調理が大変ですが、詰め合わせならすぐにでもできそうです。

木瀬 水ようかんの食べ比べはすでに商品化されているので、蕎麦もできそう。ちなみに、越前そばの定義とは? 以前から疑問でした。

宗近 明確な定義はないと思います。福井では越前そばと呼ばれ、大根おろしをかけて食べる“おろしそば”が定番、郷土食というくらいでしょうか。

木瀬 定義があると販売する側としてはお客様に説明しやすくて便利。宗近さんもそう思いませんか?

宗近 う~ん、実は、そうは思ってないんです。越前そばの伝統はすごいけれど、定義云々には興味がなくて、それよりも“宗近そば”を売っていきたい。

木瀬 “宗近そば”というブランド構築は重要ですよね。

「絶対においしい」「安全・安心」「健康」「価値のある価格」「どこにでもある商品やサービスではないこと」をモットーに作られている宗近のそば

次ページ → かゞみやから、贈る文化をさらに進化させていきたい。

#グルメ#連載

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