【ふくい噂の真想】

警察官を身近に！ DJポリスならぬ、ダンサーポリス「ポリリズム」とは｜県警音楽隊

2020/10/06

今、とある県警採用募集のPVが熱すぎると話題に！この動画は警察官と通行人が、聞き込みからアップロックバトルが始まるというストーリーとなっている。

ビートに合わせキレッキレのブレイクダンスを披露し、その切れ味には、「警察官に扮したプロのダンサーではないか？」と、思わせるくらいだが、彼らは正真正銘の福井県内で活躍する警察官たち。県警音楽隊の男性警察官ダンスチーム「ポリリズム」なのだ。

実は、このyoutubeの動画は「堅いイメージがある警察官ですが、ダンスを見ていただき少しでも親しみ感じていただければ」という思いから作られたもの。SNSでも「いいね」や、「スゴい！」とのコメントがあり、既に反響が多く寄せられている。
現在のダンスチームのメンバーは通信指令課の中村さん、情報管理課の山内さん、自動車警ら隊の尾形さん、鯖江警察署・警務課の田上さん、坂井警察署・春江西駐在所の清水さんの5名。
結成は2016年。キッカケは演奏会に花を添えていた「カラーガード隊」が無くなった事。それから自分たちで何かできないかと、音楽隊の中からの声で結成され、同年6月にデビューを果たす。

チーム名の「ポリリズム」は、“複数の異なるリズムが同時進行する”という音楽用語と、Police（ポリス）がRhythm（リズム）に乗って楽しく踊るということから決定した。「ポリリズム」は女性3人組のテクノポップユニットの代表曲で有名だが、それとは異なる。また、普段は行進などで楽器も担当しており、全国でも男性のダンスチームがあるのは福井県が唯一なのだ。
現在、コロナ禍で活動を自粛しているが、それ以前は、年数十回も公演をこなし、各イベントでひっぱりだこ。「演奏でも拍手や声援などをいただけますが、ダンスが加わると、もっと喜んでいただけるので嬉しいです」と語るメンバー。

会場が一体となり、思わず声援が湧くほど、キレッキレのブレイクダンスを披露するメンバーたちだが、実は、ブレイクダンスの未経験の方もいるというのは驚きだ。ダンスは警察官としての実務をこなす傍らで、プロのダンサーの指導の元で練習をし、努力を重ねてきた賜物だ。
ということは、ダンス未経験でも、誰でも県警音楽隊「ポリリズム」になれるチャンスはある？メンバーの中には以前、別の仕事をしていたが退職をして、「警察官に憧れて転職し、音楽隊に入隊しました」という方もいる。さらに近年、警察官採用の年齢制限も引き上げられており、可能性は大幅アップしているのだ！（福井県は30歳まで。なお、「ポリリズム」の平均年齢は約30歳）。

ぜひ、興味のある方は県警音楽隊のyoutubeやTwitterで「ポリリズム」のブレイクダンス動画を視聴してみてください。そして、「入隊したい！」と思った方は警察官採用試験を受けてみては？明日の福井を守るのは貴方かも！