【長坂真護のMAGO NOTE】

長坂真護のMAGO NOTE|福井駅前、新栄商店街に MAGO GALLERY OPEN!!

2020/10/07

ついにこの日が来ました。「故郷に錦を飾る。僕の場合の錦は絵を飾ること」。連日個展制作が続き、京都では全国から集まるICCのビジネスコンペのグランプリで優勝。その次の日に福井へ向かいました。この数カ月まともに休めていません。それでもこの日が来ることに僕は胸を高鳴らせていました。

2020年9月6日は特別な日になりました。たくさんのお客さんがお祝いに駆けつけてくれて、10年前から僕を応援するオーナーと、画廊の開店とこれからサスティナブルな新時代の訪れをこの新栄商店街で祝いました。

夕刻どき、西日が差しかけた新栄商店街は、その寂れた風貌が独特のノスタルジーを醸し出しています。僕はこの場所はとても親しみがあり、過去に開催されていた「ふくい夢アート」で作品を何度も展示し、自身の個展を開催するなど、ゆかりのある場所。画家を志した自分にとって、この場所は切っても切れない場所。角地に鎮座するテナントにバンを止めると、新作の絵画30点を仲間と降ろす。

満州で当時の日本人が作ったレンガを再利用したものを敷き詰めた、味のある床に、木造建築の経年をうまく融合させた「MAGO GALLERY」がありました。廃材から新しいアートを作る僕のスタイルにピッタリの建て構えです。実は、僕の画廊は、ここだけではありません。大阪、滋賀、福井。そして来月には銀座、11月には倉敷にオープンするのです。

ガーナに送られた先進国の廃棄物の絵を全国で販売することによって、ゴミを減らしながら、この現状を世間に発表し、この画廊たちがMAGOの精神を伝達し、その収益を彼らに還元します。そういったサスティナブルな精神が『MAGO GALLERY』の理念で、実はこの取り組みをICC京都のビジネスコンペで発表したことで僕たちは優勝したのです。

その夢を託された、国内三号店目の『MAGO GALLERY FUKUI』。この画廊のミッションはガーナのスラムを救うことはもちろん、この新栄商店街に再び活気を蘇らせることに直結します。これから新幹線も通る福井駅、全国、いや全世界から僕のアートを見に訪ねる観光客が増え、この新栄商店街の活性化と共にガーナの貧困と健康の解決の一端を担うのです。ぜひお友達を連れて、ガーナの廃材のアート、そして平和を祈って作られた、越前和紙の満月のアートに会いに来てください。

『MAGO GALLEY FUKUI』はこれからMAGO及びガーナのアーティストの作品を専属で販売する、常設画廊として運営を始めました。 福井市中央1-13-4 1正午〜19:00(日・祝日は18:00まで) 2火・水曜休

P・Sこれでやっと僕はこの福井に画家として帰ってこれます。出会って10年の節目こんな機会をプレゼントしてくれた僕の兄貴宮田さんありがとう。

美術家 長坂真護
MAGO CREATION㈱代表取締役兼美術家 /MAGO Art & Study Institute Founder。サスティナブルを合言葉に、ガーナのスラム街に先進国が不法投棄した電子廃棄物を再利用し、美術品を制作販売。その利益をスラム街での新規雇用や完全無料の学校運営に。
公式HP Instagram



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#コラム#アート#連載

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