【かずのすけの美容塾】

教えて! かずのすけ先生!かずのすけさんが実践する“おこもり美容法”とは?

2020/10/25

Q:かずのすけさんが実践する“おこもり美容法”とは?

イラスト/サキザキ ナリ

まず僕自身が実践していることとしては、「医療脱毛」や「シミ治療」などの美容クリニックでのケアがありますね。おうち時間が増えたことと、マスク中心で素顔を晒すことが少なくなったと思いますので、普段は人の目を気にしてトライしにくいダウンタイム(一時的に肌の状態が悪化する期間)がある施術や治療を受けるのには良いタイミングだと思います。

特にシミのレーザー治療は僕もこの期間に力を入れていまして、実は僕はADM(後天性真皮メラノサイトーシス)という特殊なシミがあり、通常のレーザー治療ではすぐに完治しないもののため長期間の治療が必要なのですが、普段は人の目を考慮して出力を抑えめにして貰っていたものを、思い切って高めの出力で施術して貰っていました。結果かなり治療が進んだので、これを機に一気に完治させてしまいたいと考えています。シミ治療はレーザーを用いますので、照射直後は数日から一週間近く腫れが続くことがあります。その後カサブタ状になり、シミの一部と一緒に剥がれるように薄くなっていきます。一度で取り切れるものもあれば、僕のように何度も通う必要のあるシミなど様々なので、よく相談に乗ってくれるクリニックを探すと良いでしょう。

次に、アトピー肌や敏感肌の方にはあまり勧められませんが、ご自宅で「レチノール」系のスキンケア化粧品にトライしてみるのも面白いかもしれません。レチノールはビタミンAのことで、肌の代謝能力を高めて美肌に導く美容成分です。ただし刺激が強く出やすいのと肌が赤くなって皮剥けが激しくなる反応(通称「A反応」)を起こす場合があるため、一般的な化粧品ではあまり高濃度で入っていませんが、『エンビロン』や『ゼオスキン』などの一部のクリニック専売コスメであれば、医師の指導の下に適切に使用して美肌を目指すことも可能とされています。こちらもダウンタイムに似た特性がある化粧品のため、通常時ではトライしにくいですが、おうち時間の増えた今であれば挑戦しやすいかもしれませんね。

しかし、今はマスクといった新たな肌荒れ要素も増えています。攻めたスキンケアや美容施術の際には肌が一時的に荒れやすくなることもありますので、肌荒れ対策もしっかりすることを忘れずに。

かずのすけ
美容化学者。横浜国立大学大学院修了。化学で美容を解説するブログが人気で月間500万PV、Twitterフォロワー9万人超。著書は『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)、最新刊『美肌成分事典』(主婦の友社)ほか9冊。坂井市丸岡町出身。本名:西 一総(かずさ)
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