「最高の舞台で自分らしいプレーを」。東京2025デフリンピック出場の丸山香織選手(鯖江市出身)。

2025/11/14

2024年のアジア大会決勝戦でプレーする丸山香織選手

11月15日開幕の「東京2025デフリンピック」にバスケットボール日本代表として出場する、丸山香織選手(鯖江市出身)。注目の初戦は18日、予選リーグでウクライナとの一戦に臨みます。

バスケットボールを始めたのは東陽中時代。足羽高校を経て、社会人でデフバスケットボール(聴覚障がい者によるバスケットボール)と出会った丸山選手は、これまで4度の国際大会出場を果たすなど活躍。デフリンピックは初出場、「日本開催という最高の舞台で、自分らしいプレーを全力で届けたい」と話しています。

バスケットボール競技は、大田区総合体育館で開催。日本代表は11月18日 (15:30~)にウクライナ、11月20日(15:30~)にギリシャと予選リーグを戦います。

大会直前、「はぴりゅうスポマガ!」のインタビュー取材に応じてくれた丸山選手。身長168センチ、ポジションはパワーフォワードでチームの攻守の起点として、状況に応じてセンターを務めるなど、オールラウンドな役割を担っています。

「ゴール下で体を張るプレー、リバウンド、ドライブ、3ポイントシュートなど、相手の状況に応じて得点を取ることが自分らしいスタイル」と話す丸山選手。日の丸を背負ってプレーすることについて、「何よりの誇り。感謝を胸に、自分らしいプレーで全力を尽くします」と決意を示しています。

デフリンピックは4年に一度の開催。デフ(Deaf)には英語で「耳が聞こえない」という意味があり、「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」と位置付けられて、東京大会は21競技に70~80か国・地域が参加します。

デフバスケットボールの魅力について、丸山選手は「選手たちは声を使わず、ジェスチャーや合図でタイミングを合わせ、連携プレーを生み出します。無言の中で息を合わせるチームの一体感に注目して観戦していただきたいですね」とメッセージ。日本で初開催となるデフリンピックについて、子どもたちがデフバスケットボールを始めるきっかけや、競技人口の増加など、大会を通じて注目や関心が高まることに期待を寄せています。

丸山選手へのインタビュー全文は、福井県スポーツ情報ポータルサイト「F.sports!」で公開。デフスポーツの魅力や競技を続けてきた理由、福井県民に向けたメッセージなどを紹介しています。

福井県スポーツ情報ポータルサイト「F.sports!」

PROFILE
まるやま かおり/1998年12月17日生まれ、デフバスケットボール女子日本代表。片上小学校、東陽中学校、足羽高校卒。現在は首都圏在住。フルタイムの会社員として働きながら練習に打ち込んでいる。デフチーム「東京scratch girl」などに所属。高校時代のインターハイ出場、社会人での責任感の自覚、U21世界選手権の国際経験が成長と挑戦の岐路となっている
オフィシャルファンクラブ
インスタグラム


所属・チーム歴
福井県立足羽高等学校
AFBB (東地域社会人リーグ)(現在)
scratch(デフバスケットボールクラブチーム) (現在)
東京2025デフリンピック デフバスケットボール女子日本代表
女子東日本SB2リーグのAFBBとscratch girlに所属

実績
2018年:U21デフバスケットボール世界選手権 銀メダル(日本代表チーム副キャプテン)・個人ベスト5
2019年:デフバスケットボール世界選手権 7位(日本代表チームゲームキャプテン)
2022年:3×3デフバスケットボール大会優勝、MVP獲得
東京2025デフリンピック デフバスケットボール女子日本代表
2023年:兵庫ミミリーグ 準優勝、全国ろうあ大会 準優勝
第10回全日本デフバスケットボール選手権大会優勝・スリーポイント王
2024年:アジア太平洋ろう者バスケットボール選手権大会 金メダル・個人ベスト5
2025年11月:東京で開催されるデフリンピック日本女子代表として出場









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#スポーツ

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