アート・美術 | 平面・写真いわさきちひろ 生誕地・武生 ピエゾグラフ展 「ちひろ 教科書の思い出」
いわさきちひろの絵に出会ったのは、教科書が最初だった、という方は多いのではないでしょうか。
ちひろは、1950年代から度々、教科書のための絵を描きました。教科書では学習指導要領や検定の関係から、自由に描くことができませんでした。但しそれは、ちひろが子どものために絵を描くことを考える機会にもなったようです。
1970年代になると制約の少ない表紙、扉絵や目次が中心になっていきます。そうしたなか、『しょうがくしゃかい1たろうとはなこ』(1971年刊)は副読本扱いのため検定の対象とはならず、また、1冊すべての絵をちひろが描くことができたことから、絵本に近い作品となりました。
友だちとおしゃべりをしたり、駆けまわったり、のぼり棒で競ったり……。ちひろが描く子どもたちの姿は、教科書を手にしていた子ども時代の記憶とも重なります。
本展では、教科書に掲載された挿絵や表紙、副読本の作品をピエゾグラフでご紹介します。幼いころの思い出とともに、ちひろの絵をお楽しみください。