アート・美術 | 立体・工芸企画展 海と山の景
東山魁夷画伯が描いた唐招提寺御影堂障壁画《山雲》《濤声》は、1975年に奉納されてから6月で50年を迎えます。1971年に第81世唐招提寺長老 森本孝順氏の依頼を受け、4年をかけて制作されました。画伯は障壁画の題材を日本の海と山の風景とし、日本全国を旅しました。海を写生するために、冬の青森から長崎まで日本海を旅し、瀬戸内海や太平洋側の高知にも訪れています。山の写生には、長野・富山・岐阜など夏の日本アルプスの山々を旅しました。
本展では、そのスケッチをもとに制作された、障壁画の準備作の版画作品を展示しています。日本に戒律を伝えるため12年をかけて到達した時には、失明しその風景を見ることがかなわなかった鑑真。その鑑真の魂に捧げるために障壁画を描き上げた東山魁夷。二人の想いを想像しながらご観覧いただければ幸いです。
会 場
越前和紙の里美術館(福井県越前市新在家町11-13)
日 程
2025/01/16(木)
〜 2025/03/15(土)
時 間
9:30~17:00(最終入館は16:30まで) ※火曜休館
料 金
越前和紙の里美術館のみ 600円、紙の文化博物館・卯立の工芸館との共通入館券 900円、越前ふくい美術館との共通券 1,000円
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