福井市出身で現在フィンランド在住・ヘルシンキ在住の現代美術作家・加藤将司さんの個展が19年ぶりに『金津創作の森美術館』で開催されます。「所」と「床の間」にまつわる観念がリンクした「ところま」は人間の居場所を複眼的に見立てる試みを示唆します。
石と場所にまつわるエピソードから着想を得て、動かざるものを動かし、消滅するものを留め、慣習的に折り合わさった死の形を解きつつ、素材から想起されうる意味合いやイメージが新しく交差し連動することでさらに未見の「景色」が現れるよう、天然と技巧の狭間で揺れる画と素材を森に繋げる現代美術の展示となっています。
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