日々URALA(ウララ)

月刊ウララ12月号『What’s Hot?』より。今、気になる場所・ヒトの一部をお見せします!

越前和紙しかできない
自然の恵みを伝える究極の和紙。




越前生漉奉書紙 恵伝(えでん)

越前和紙の特長とは何だろう。日本最大の産地ではあっても、その区別ができるだろうか。そもそも越前和紙はどのくらいの認知度なのだろうか。

和紙問屋である『山岸和紙店』の山岸大祐社長・保喜専務の兄弟は、全国を飛び回り越前和紙の現実を否応なく見せつけられる中、そのレゾンデートルをずっと模索し続けてきた。「和紙は人間の芸術・文化とともにあり続けたもの。伝統にのっとりながら革新し続けてきたのが越前和紙です。歴史に安住することなく、和紙の真髄を伝えたい思いがありました(山岸大祐さん)」。

岩野氏が漉く紙は、芸術分野での用途が多く、一般の人が目にすることが少なかった。今回福井デザインアカデミーの協力を得て商品化となった。145mm×175mmの30枚入りで1万9000円(税別)。山岸和紙店またはオンラインショップで購入可能



一般の人が使うための国内最高峰の和紙を作る。今立のきれいな水に、艶やかさを生み出す希少な国内最高の那須楮、トロロアオイのほか楮の繊維が最適な状態になる北海道産のノリウツギ、そして人間国宝・岩野市兵衛氏。他の産地では決して生み出せない究極の和紙。「『恵伝』はすべてが揃って初めて完成します。手に触れただけでスッと背筋が伸びるような、“日本人の心”を今こそ、和紙を通じて肌で感じてほしいです(山岸保喜さん)」。

書くということの大切さを、本物を手にする情操教育の大切さを、世界に向けて発信することができるのがきっと、越前和紙のレゾンデートル。

山岸和紙店
【住所】福井県越前市越前市野岡町6-14
【電話】0778-43-0308
【HP】あり
【お問い合わせ】info@washism.com

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偶然の出会いと新しい発見。
本の文化がこの場所から広がっていく。

福井市の商業施設「エルパ」内に出店した書店『AKUSHU BOOK&BASE』。約3000冊は、誰かのおススメの一冊であったり、誰かに勧めたい一冊であったり。そんな風に選ばれた本の“表情”はどこか生き生きとしているようだ。

毎月「生きる」や「想う」、「学ぶ」といった動詞をテーマに、いろいろなジャンルの本がセレクトされているコーナーや、本の表紙をずらりと並べた「面陳」がされている壁面棚。 本を買う目的がなく、ふらっとお店に立ち寄っても、つい手に取ってページを開きたくなる。

書店「BOOK」のすぐ隣には、リラックスして過ごせる空間「BASE」を併設。本で得た知識を体験につなげる場として、会員制のコミュニティを運営していく予定だという。




協同組合福井ショッピングモール(エルパ)の竹内邦夫理事長は「本は新しい世界に出会うことができる文化の発信地。これからの本屋の新しいビジネスモデルへの挑戦を応援していきたい」とエールをおくる。

店内は子供連れでもゆったりと歩くことができる空間構成。「完成形ではなくて、いろいろな人を巻き込みながらお店を形づくっていくための“余白”を残しておきたかった」と共同代表の大連達揮さん。ゲストを招いたイベントなども計画している。

AKUSHU BOOK&BASE(アクシュ ブックアンドベース)
【住所】福井県福井市大和田2-1212ラブリーパートナーエルパ2F
【電話】0776-97-9876
【時間】10:00~20:00
【休日】エルパ休業日に準ずる
【駐車場】あり
【HP】あり

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冬のご当地を食べ歩きする。
月1回の“おでん屋”開店。

おでん三姉妹

寒くなると急におでんが恋しくなる。しっかりと味がしみ込んだ大根や卵、練り物もはずせない。地域によってだしや味付け、具の種類に特色が表れるのもおでんの醍醐味だと聞くと、食欲のみならず、ふつふつと好奇心がわいてくる。

全国各地のご当地おでんを食べ歩くような感覚で、月1回、「おでん三姉妹」と銘打った実験的プロジェクトが行われている『クマゴローカフェ』に足を運べば、月替わりでいろいろな地域のおでんを味わうことができるというのだ。

おでんは各100円(税込)。三姉妹のお任せ盛りも。お酒好きな三姉妹のおススメが、出汁わり付の「お酒カップ」400円(税込)

10月のテーマは、濃口しょうゆとかつお節のだしがきいた東京風おでん。福井の素材を使って手づくりしたさつま揚げや東京名物魚すじなどがお待ちかね。恐らく福井県民にはあまりなじみのない「ちくわぶ」は独特の食感がたまらない。

「おでんを通じてその土地や人の魅力を伝えることができたら」と、西山さん。活動拠点の敦賀には昆布や練り物など、おでんと馴染みの深い食材も多い。



月一回のおでん屋を切り盛りするのは、実際の三姉妹ではなく、友人・知人同士という石原藍さん、牛久保星子さん、西山綾加さんの3人。ある時、お酒好きも高じておでん論争で盛り上がり、勢いそのまま今回の出店へと至ったのだという。

 “末っ子”ながら、プロジェクトのキーマンと目される西山さん。10月から敦賀市の地域おこし協力隊員となり、福井の新たなご当地名物「敦賀おでん」が実現となるかもしれない。

クマゴローカフェ
【住所】福井県福井市中央1-22-7
【電話】080-6219-8136
※日替わりでの営業のため、SNSで確認を。
【SNS】Facebook Instagram

月刊ウララ12月号(582円+税)は『訪れて愉しい街とお店』より、まだまだ知らない“いいお店”をご紹介。書店、コンビニ、通信販売で好評発売中です。ぜひご覧ください。



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