【渡邉義信のWATANABE語録。】

[WATANABE語録⑧]2020年の総括。ちょっと“密”なお話。

2020/12/28

モノづくり専門のアウトソーシングカンパニー『株式会社 プロダクト・マイスター』渡邉社長のドタバタ人生劇場第8弾。前回は、アフターコロナをテーマにお話を伺いました(前回のエピソードはコチラ)。 そして、渡邉社長の視点から“時代が大きく動いた2020年の総括”をお話いただきます。Here We Go!

― 激動の2020年だったと思いますが、ご自身はこの1年をどう感じましたか。

渡邉:もう、コロナに始まりコロナで終わる1年でした。過去にSARS、MERSと流行しましたが、パンデミックまでには至らなかったと思います。しかし、今回のコロナで感染症の恐さを実際に肌で感じました。そして、未だ収束の目途が立たず、何より出口の見えないことが不安ですね。

だから、これから先をどうしていくか考えることも非常に難しい……。誰もが経験した事がないですから答えもわからない。よく感染対策と経済対策のことを「ブレーキとアクセル」と比喩していますが、ブレーキを踏み続けると経済がまわらなくなるし、アクセルを踏むと感染者が増加する。だからブレーキとアクセルを上手に繰り返しながら進んでいくしかないと思いますが……。

僕自身は経営者という立場であり、経済をまわす為に“アクセルを踏まなければ!”と考えますが、もし自分が感染者となったら、ということも同時に考えます。家族はもちろん、従業員のこともあり重い責任がのしかかる……。だから安易に“アクセルを踏め”とは言い難いですね。

― 難しいところですね……。

渡邉:対策としても具体的には先ほども言ったとおり、ブレーキとアクセルを繰り返しながら進むしかないと。悩んでも答えが出にくいことですが……。でも「国は何もしてくれない」とか文句を付けたり、「ああだこうだ」と人のせいにするのは良くない。ワイドショーが世間を煽って、それに賛同する視聴者が増えるからでしょうか(笑)。だから、有事の際には事実のみを伝えるため、国営放送しか流さないのもありかと思います。



なにせ、お隣の大国の方が感染を抑え、GDPもプラスになっています。今回のコロナ対策のことだけを考えると、国家体制はそちらの方が良いのかと思ったりもします。日本は“民度の高さ”で何とか感染を抑えていると思いますが……。だから、その民度の高さを世界に証明すべく、国は与党と野党が手を取り合って、難題を超えねばならない時だと思います。建設的な意見を出し合い、腹を割って話し合うと、結果、その経験を活かした新たな発想が生まれます。これがビジネスチャンスとなります。今は「サクラがどうだ」とか言っている場合じゃない。

―「ピンチはチャンス」とよく聞きます。

渡邉:だからこそ、このコロナ禍がビジネスチャンスなのです。僕自身の経験では、このコロナ禍で新たなビジネスチャンスが2つありました。1つは“デジタル化の追い風”。これは、コロナ禍以前から進めていたことですが、もう1つは“人との出会い・交わり”です。 自粛期間中は少人数で集まる“家飲み”の機会が非常に増えました(笑)。今まで付き合っていた仲間も同じ苦境に立たされているので、より深い話し合いができて、一層絆が深まりました。

それから、同じ経営者でもある飲み仲間が新しいメンバーを連れてきて、その人と一緒にご飯を食べて飲むと自然と仲良くなります。そのメンバーに「ウチ来る?」と誘われ、ここから“新たな繋がり”が生まれます。なにせお酒も入りますから社交的ではなく、突っ込んだ話が聞けます。こうした場にいれば自然に人と人とが結び付く、アメリカの“シリコンバレー”の様なものです。

― 自粛から生まれた産物ですね。コロナ禍において悪いことだけに終わらせず次のチャンスに繋げた2020年ですが、2021年はどうなると思いますか。

渡邉:そうですね。2021年からは大きく時代が変化します。自動車産業では、すでに自動運転技術はレベル3で販売が解禁となりました。特定の条件の下でとなりますが、運転操作が一切不要! もう夢のような技術がここまで来ているのです。何かとコロナが話題の先行となっていますが、その陰でテクノロジーも著しく進化しています。

そして技術の発展とともに重大な課題として取り上げられているのが「環境問題」。日本政府から2050年までに「温室効果ガスの排出量をゼロにする」という方針が発表されました。世界でも、クリーンエネルギーへの転換と、そのための投資が加速しています。環境への配慮と同時に、新しい技術開発が大きなビジネスチャンスを生むのです。

どんどんテクノロジーが進化し、目まぐるしく変化する時代についていくのもやっとですが、それでも「人はたくましい生きもの」ですから乗り越えられると思います。また、以前とは比べ物にならないくらい“人の在り方”や“働き方”も大きく変わりました。



3~4年前ではビジネスシーンに置いて“ノーネクタイ”はあり得ませんでした。ですが、今やカジュアルな服装も当たり前となっています。仕事面においてもテレワークをされる方が増えました。昔は「リモートだと仕事をしているかよく分からない」という声が上がり否定的でしたが、姿が見えることより“キチンと納品される、成果が上がる”という「アウトプット面が重要だ」と改められた結果、テレワークを推進する事業者も増えました。

― 去年4月からの「働き方改革」がありましたが、この時より大きく時代が変化したと感じます。

渡邉:「働き方改革」では、長時間労働は改善されました。しかし蓋を開ければ、売り上げがよろしくなく“真の働き方改革”にはならなかった。ですが、今年のコロナ禍をきっかけに大きく変わり、働き方が多様化しました。そして企業もこの変化に対応できる人材、アウトプットをしっかり重要視した、成果を出せる人材を求めています。 これからは、現代のニーズにいかにフィットできるか“柔軟性”が求められる。そういった時代です。

なるほどですね。本日は2020年最後に“密”なお話をありがとうございます。コロナ禍の陰でテクノロジー、環境問題、そして働き方も大きく変化。これからどうなるのニッポン⁉ そして2021年はどんな年になるのでしょうか。次回もまたお楽しみに。

代表取締役 渡邉義信
「人」とのつながりを重きに置く、お客様第一主義のアウトソーシングカンパニー『株式会社 プロダクト・マイスター』代表取締役。
好きな食べ物:肉(主に鶏肉)「肉は裏切らない」

株式会社 プロダクト・マイスター
【住所】福井県鯖江市糺町21-1
【電話】0778-53-1231
【HP】あり




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