2021/11/10
11月6日(土)深夜、日本海でのズワイガニ漁が遂に解禁! この日、越前町の越前漁港にて行なわれた初競りでは、越前がにの最高級ブランド「極」(※1)2匹のうち、1匹が過去最高額で落札されました。
その価格は何と80万円で1.76kgの超大物! そして今年初の越前がにを手にしたのは、地元の『かねいち水産』に落札を委託していた居酒屋『わらび』を経営する中村敏明社長です。
中村社長は「極」を手に「コロナ禍が飲食業・観光業などに影を落とすなか、パーッと明るく元気づけたい!」と、コメントしました。福井の飲食業・観光業を盛り上げるにはどうしたらいいのか……。福井といえばやっぱり越前がに!
「そうだ、初競りに行こう!」
と、考えたことから中村社長は今回の初競りに挑みました。
現在はコロナが少し落ち着きかけ、客足も戻りつつある。店が、そして福井が元気だということをアピールしたいという強い想いで挑んだ中村社長の初競り。40万からスタートした「極」を即、
「80万ッ‼」
と声を掛け、秒で落札しました!(早ッ‼)
落札するやいなや、県内外のメディアから囲まれる中村社長。歓声に沸くなか、福井の飲食業・観光業や越前がにの旨さも全国にアピール。
この日、越前漁港とともに三国港でも初競りが行なわれましたが結果、三国港では「極」が揚がらず、中村社長が手にした1.76kgの「極」が越前ガニでは過去最高額のものとなりました!
落札後には「極」とともに、福井市内の『護国神社』へ。神社で奉納し、今年最初の越前がにが無事に落札できた報告とコロナの収束を願うご祈祷が行なわれました。
その後は居酒屋『わらび 片町店』にて、落札した「極」が予約客に振る舞われ、同じくこの日に獲れたばかりのゼイコガニと並べられると、店内に拍手と歓声が湧きました!
数カ月前から予約をし、この日を待ちわびていたお客の1人は「肉厚で身がプリプリ、取れたてを食べられるなんて地元ならではの幸せですね」とニンマリ(笑)。
旨いカニを食べて喜ぶ姿を見て、中村社長も最後は安堵した様子。
数カ月前から「極」を待つお客のため、そして『護国神社』へのご奉納でコロナ終息を願うため、この日は競りが始まる数時間前から市場へ入って越前がにを見定めるなど、笑顔の裏では並々ならぬ努力もありました。
中村社長は「県外の方にも越前がにの旨さを知ってほしい。北陸新幹線の県内開業までにもっと福井の飲食業もアピールしていきたい」とも語っていました。
そして『わらび』各店でも7日よりカニメニューが解禁しています! ぜひ越前がに、セイコガニの旨さを味わってみてくださいね。
※1 「極」は、茹でる前の重さ1.5kg以上、茹でた後の重さ1.3kg以上、甲羅幅14.5cm以上、爪幅3cm以上などの厳しい基準をクリアした越前がにだけに与えられるブランド名
旬菜鮮魚と旨い酒 わらび 片町店
【住所】福井県福井市順化2-21-1
【電話】0776-27-1118
【時間】17:00~24:00
【休日】日・月曜
【座席】72席
【HP】あり
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