タグを指定
2021/04/23
昨年発表された“オール福井”の日本酒「さかほまれ」が、2年目を迎え、飲食店・販売店向けに試飲会が開催されました。4月から6月にかけて、県内18の蔵元から発売されます!
「米、酵母、水。すべてが県内産の大吟醸酒を作りたい」という想いで開発がスタートして約10年。栽培と選抜を繰り返しながら8000種の中から1系統に。
「日本一おいしいお酒になるように」「お酒を飲んだ人が栄えるように」との願いから名付けられ、酒米の開発研究者、生産農家の方々、そして各蔵元の熱い想いが込められた「さかほまれ」。どちらかというと、すっきりキレのあるお酒というよりは、酒米本来の味わいが強く、コクのあるお酒になるようです。
日本酒を製造するにあたり必要な“ふくい酵母”の開発に携わる「福井県食品加工研究所」の久保所長は「さかほまれはタイプで言うと山田錦で作られた日本酒に近いです。蔵元さんによっても異なりますが、酒米が持つ本来の旨味が深く感じられるお酒だと思います。完成してまだ2年目。今発売されているものも、もちろん美味しいですが、各蔵元さんが米の特性などをつかみ、これからさらに美味しくなっていくはずです。伸びしろは非常に大きいですよ」と期待を寄せます。
また、試飲会に出席していた蔵元さんからは「このような状況の中で試飲会があることはうれしいですね。さかほまれについては、試飲していただいた方から“重みのある強めのボディ感。味わい深い”との感想を多くいただきました」という声も。
原料は同じ酒米ですが、各蔵元によっても全く味わいが異なる日本酒。今後、飲食店・酒販店などにも並ぶ予定です。福井生まれの「さかほまれ」。いくつか飲み比べて、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
福井県酒造組合
【住所】福井県坂井市丸岡町熊堂第3-7-1-16
福井県産業情報センター 6階
【電話】0776-66-1234
福井県酒造組合公式HPはこちらから
日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!