【ふくい噂の真想】
2021/05/12
坂井市坂井町にある『金魚屋ぐらっしゅ』。店名に“金魚屋”とありますが、なぜかプラモデルを購入しに来るモデラーで連日賑わうというお店らしい。果たしてペットショップのかたわらでプラモを売っているだけなのか、それとも金魚屋は名ばかりでガチガチのホビーショップなのか……、その実態を確かめるべくお店に潜入してみました。
店に入るとプラモだらけで、金魚の“き”の字やペットを売っている雰囲気は微塵も感じません! 店内はちょっと大きめのコンビニくらいと広くはありませんが、4~5,000個ほどのプラモがずらり。しかも、そのほとんどがガンプラです。そんなガンプラが大好きで“連邦軍”風の制服を着た店長・西尾さんに「なぜ、金魚屋という店名なのにホビーショップとなっているのか」を聞いてみました。
遡ること2010年5月。まず金魚が大好きだったので金魚屋として店をオープン。金魚や取り扱う餌なども品質が良いと評判を呼び、軌道にのった後は大好きなインコをメインに小鳥の販売もスタートしました。自家繁殖で愛情たっぷりに育てられた小鳥が可愛いと、コチラもたちまち評判に。
しかしある年、金魚の病気が流行り大量に殺処分しなければいけないことに。また“生きもの”であるため、病気でなくとも売れ残ってしまえば同様に処分しなければならない。ペットは在庫として抱えることはできません。
そんな辛いことには耐えられず、ペットを愛しているからこそ金魚や小鳥を商品として扱うことを断念しました。
その後、2015年頃に元々大好きだったガンプラをメインとしたホビーショップへと業種を転換して今に至ります(金魚の餌、および金魚は一部取扱中 ※要問合せ)。そして、やるからにはとことんこだわる店長だけに、現在はガンプラHGなら「福井一の品揃え」と言われています。
「ガンプラならいくら在庫を抱えてもいいですからね(笑)」と語る店長。商品が古くなっても価値は落ちることなく、むしろ絶版となればレア商品となり高値が付きやすいというのもガンプラならではの特徴です。近年では“第1次ガンプラブーム”を巻き起こした“接着剤がないと作れないガンプラ”の人気が再燃焼して復刻版が出たほど。
そんな取材をするなか、常連さんが全く同じガンプラを2つ購入していました。1つは組み立てて2つめは保管用? もしくは大量購入する“転売ヤー”なのか……。疑問に思って話を聞いてみると、
「ノーマルでは右と左で肩のパーツが違うので、アシンメトリーのデザインを両方揃えてオリジナルにカスタムするからです」との回答。
ただ純粋にプラモ作りを楽しみたいという方でした。なお、現在はショップによってはガンプラは1人につき2個までと購入制限が掛けられていますが、コチラでは1回につき何個買ってもOKなんです! でもコチラの常連さんは転売目的ではなく、今日のお客さんのような純粋にプラモ作りを楽しみたいという方がほとんどだそう。
そしてガンプラの現在ですが、コロナ禍の“巣ごもり需要”によりますます人気が高まっています。全世界にあるガンプラファンに向けた総合施設『ガンダムベース』にて限定品の新作発売日には、客が殺到し過ぎて騒ぎになるほど。
まさに今が熱いガンプラを『金魚屋ぐらっしゅ』で購入して楽しんではいかがでしょう。同店はガンプラなら18%OFFなのでとってもお得!
また、ガンプラ以外のプラモで店長が今注目しているのは「バンダイスピリッツ」から4月のドラマ放送に合わせて発売された、白石聖さん主演で注目される特撮「ガールガンレディ」のプラモシリーズ。現在北陸エリアではMROで月曜深夜1:00から放映中(※「TELASA」でも見逃し配信中です)。コチラの商品も取り扱っていますので、ドラマの世界観をプラモでも味わってみてくださいね。
金魚屋ぐらっしゅ
【住所】福井県坂井市坂井町上新庄33-7-1
【電話】0776-67-0775
【時間】14:00~18:30
【休日】不定休
【駐車場】あり
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