【かずのすけの美容塾】

教えて! かずのすけ先生! どうすればそんな美肌に? かずのすけさんのメイク術とは

2021/10/10

Q:どうすればそんな美肌に? かずのすけさんのメイク術とは

イラスト/サキザキ ナリ

僕は、アイメイクなどは行なっていないのですが、ベースメイクにはとてもこだわりがあります。特に敏感肌やアトピー肌の人がするベースメイクは注意すべきところが沢山あるので、僕が普段から気遣っていることをいくつかご紹介しましょう。

まず、メイクする上での1番の注意事項は「使用しているクレンジングで落とせる組み合わせを選ぶ」ことです。これを失敗すると、メイク成分が肌に残ったり毛穴に詰まったりして肌荒れしてしまう場合があります。まずは愛用のクレンジングがどのくらいのメイクなら落とせるのか?を把握するのが、メイクをしつつ美肌を保つ秘訣と言えます。僕の場合は別回で紹介している「油脂クレンジング」というものを使用しているので、比較的落とせるメイク製品の幅が広いのですが「皮脂くずれ防止」効果を持った製品はうまく落とせません。この場合は皮脂くずれ防止効果があまり強くないベースメイクアイテムで揃えるのが基本です。特に「酸化亜鉛」「~フルオロ○○」「トリメチルシロキシケイ酸」などの成分が含まれている製品は皮脂くずれ耐性が高いので、目安として覚えておきましょう。



次に、メイクの方法ですが、最初に日焼け止めや下地を塗る際のコツがあります。日焼け止め(下地)はできるだけ指で塗るのをおススメします。日焼け止めを塗る際にスポンジなどのツールを使用すると、スポンジ等に大部分の日焼け止め成分が吸収されてしまいます。指の腹などで優しく抑えるようにポンポンとスタンプ状に伸ばしていくと、摩擦を与えにくく、しっかりムラなく塗りやすいです。

リキッドファンデーションは天然毛ブラシを使用しましょう。毛先が密でふわっと丸くなっているブラシが最適です(かずのすけは『白鳳堂』のB214を愛用)。よくYouTubeの動画などでは、メイクアップアーティストさんがスポンジでかなり摩擦しながら肌にファンデーションを塗り込んでいるものがありますが、あの塗り方では敏感肌には刺激が強すぎます。粗の気になる部位に少量ずつファンデを置いていき、ブラシの先でポンポンと馴染ませるように最小限量を薄く伸ばしていくイメージです。顔全体をファンデで塗り固めるのではなく、隠したい部分だけファンデーションを乗せていくという感じですね。ファンデで隠れないシミなどはスポットでコンシーラーを使うと良いです。仕上げにフェイスパウダーをつけても良いですが、乾燥肌の人は仕上げパウダーなしの方がツヤが活きて美肌に見えます。



以上、文字での説明だと限界もありますので、もっと具体的に気になる方はかずのすけのYouTubeなども御覧ください!

かずのすけ
美容化学者。横浜国立大学大学院修了。化学で美容を解説するブログが人気で月間500万PV、Twitterフォロワー15万人超。著書は『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)、最新刊『美肌成分事典』(主婦の友社)ほか9冊。坂井市丸岡町出身。本名:西 一総(かずさ)
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