【暮らしを豊かにする私の巣づくり。】
2022/02/25
いつの時代も年齢や性別を問わず人気のある、おしゃれな「デニムカーテン」。
デニムカーテンは、どんなテイストのインテリアにも合わせやすい万能なカーテンで、最近では風合いや色合い、柄や生地の厚さまで、バリエーションがとっても豊富です。
今回は、そんなデニムカーテンの魅力やさまざまなコーディネートをご紹介します。
目次
創業50年余の老舗カーテンメーカー「株式会社カズマ」に入社後、8年間にわたり縫製課にて縫製リーダーを務め、その後EC事業部に配属。KURASIKUではお客様対応を担当。日々、数十件に及ぶ顧客からのコーディネート等の問い合わせに対応している。一般社団法人日本インテリアファブリックス協会認定 窓装飾プランナー
KURASIKUおすすめのデニムカーテンはこちらをご覧ください
デニムカーテンとは、経糸がインディゴ染(今は化学染料が主流)、横糸が白の糸を使って綾織という織り方で織られたデニム生地で作られたものが基本です。
デニム生地はもともとフランスで労働者の作業着のために生まれた生地なので、摩擦や水分に強く、とても丈夫で長持ちするように作られています。
使い込むほどに柔らかくなり色落ちしていくので、表情の変化を楽しめるのが大きな特徴です。
デニムカーテンは、ファッションのデニムやジーンズと同様に、今やカーテンのスタンダードなデザインの1つ。そんな誰からも愛されるデニムカーテンの魅力についてご紹介しましょう。デニムカーテンの魅力は次の3つです。
①色合いや風合いの変化を楽しめる
②生地や色、デザインのバリエーションが豊富
③おしゃれでコーディネートしやすい
それぞれ詳しくご説明します。
①色合いや風合いの変化を楽しめる
デニム生地の多くは、経糸に中白(ナカジロ)染めと言われる、糸の芯を白いまま藍色に染め上げられる方法でできています。
洗濯を繰り返し、よく擦れるところは白く色落ちし、あまり擦れないところは青色が残ったままになる、この仕組みが独特のヴィンテージ感につながっています。
また、どのカーテンも耐光度を考えて作られているものの、特に日差しの強い部屋の場合、日光に当たる窓側は室内側よりも色落ちしやすいことがあります。
そんな経年変化もデニムカーテンの“味”のうち。自分色に味わいが育っていく、デニムカーテンならではの魅力です。
②生地や色、デザインのバリエーションが豊富
ひと言でデニムカーテンといっても、その色合いや風合い、デザインはさまざまです。
ヴィンテージ感のあるアルファベットがプリントされたものや、パッチワークのように色合いの違う生地を交互に貼り合わせたようなデザインなど、お好みで選べます。
さらにデニムカーテンは厚みのバリエーションも豊富で、遮光性の機能付きで、ほとんど光を通さない厚手のものから、透け感を感じるものまで、幅広くラインナップされています。ご自宅の環境に合わせて自由に選んでみましょう。
③おしゃれでコーディネートしやすい
デニムカーテンはあらゆるインテリアと相性がいいのも特徴。ヴィンテージ風やカリフォルニア(西海岸)風はもちろん、ブルックリンやカントリー風インテリアにもおすすめ。
さらに、白と黒を基調にしたアーバンな雰囲気のインテリアにも、相性がいいんです。デニムカーテンの風合いが、バランスのいい抜け感を演出してくれます。
デザインや風合い、厚みなど特徴が豊富なデニムカーテン。実は見た目は同じようなデニムでも、素材や製造方法まで全く違うものが多くあります。 その違いを大きく3つに分けてご紹介します。
①本格的なジーンズのような厚地のデニムカーテン
②デニム調にプリントされたポリエステルのデニムカーテン
③通常のデニムより細番手の糸を使ったしなやかデニムカーテン
①本格的なジーンズのような厚地のデニムカーテン
デニムの本場、岡山のジーンズ生地100%カーテンなど、本格的なデニム生地で作ったデニムカーテン。デニムパンツなどで使用するステッチ糸を使って縫製してあったり、デニムパンツ同様、ウォッシュ加工などでダメージを施したりと、まさに本格ジーンズを再現したデニムカーテンです。
【メリット】
この本格デニムカーテンのメリットは、ジーンズやデニム本来の良さが存分に楽しめること。よく擦れるところは白く色落ちし、あまり擦れないところは青色が残ったままになるというデニム特有のヴィンテージ感をそのままに、時間の経過とともに、自分色に味わいが育っていくデニムカーテンです。
【デメリット】
デメリットは、素材にこだわっている分、価格が高くなりがちであるという点。また、厚地で比較的かたい生地が多いため、カーテンを束ねたり、窓の両サイドに寄せたりする際に生地が収まりにくいという点です。
また、本格的なデニムカーテンは、新品の状態では均一の色ですが、使い続けるうちに徐々に色が落ち、独特の強いハリ感も、洗濯していくうちに柔らかく馴染んでいくものが多いです。さらに、耐光性を考慮して作られていますが、光が当たる窓側は室内側に比べて色落ちしやすいでしょう。(極端に色落ちていくことはありません)
②デニム調にプリントされたポリエステルのデニムカーテン
デニムカーテンで最も多く見かけるのは、デニム風にプリントされたカーテンです。
テキスタイルのプリント技術はどのメーカーも非常に高く、デニム特有のダメージ感やシワ加工まで、鮮明にプリントで表現することができます。そのクオリティは、近くで見てみないと本当のデニム生地との違いが分からないほど。
そのプリント技術を生かして、多くのブランドでポリエステルのデニムパンツなどが商品化されているので、私たちにとってもプリントのデニム生地は身近な存在になっています。
【メリット】
プリントのデニムカーテンの素材は、ポリエステル100%。そのため大量に市場に出回ることができ、価格が安いのが大きなメリットです。また、遮光等の機能を付加するなどの加工がしやすいほか、洗濯したり使ったりしているうちに徐々に色落ちしたり、丈が短くなったりすることもないのも特徴です。
インテリアとしてデニムカーテンを取り入れたいけれど、経年変化は嫌だし、安く手に入れたいという方にはプリントをおすすめします。
【デメリット】
表はデニム風でも、やはり素材はポリエステルなので、綿独特の風合いや光と調和したやわらかい透け感などを感じることはできません。ご自宅の家具や床などを無垢素材にこだわっていたり、木の温かみが好きという方は、やはり自然素材の綿100%のデニムカーテンをおすすめします。
③通常のデニムより細番手の糸を使ったしなやかデニムカーテン
本格的なデニム生地の風合いを生かしつつ、カーテンらしい風になびく柔らかさを追求したデニムカーテンもあります。
こちらは自然素材100%のカーテンを展開しているKURASIKU(クラシク)のデニムカーテン。インテリアファブリックとして馴染みやすいよう、通常のデニムより細番手の糸を使用し、落ち感のある軽やかさと、風に揺らぐ柔らかな風合いを追求して中厚生地に仕上がっています。
生地の両サイドには、本来カットされるはずの生地の耳がそのまま残されているデザインも特徴のひとつ。デニムらしい落ち感も感じられてデニムカーテンの魅力がいっそう引き立ちます。
【メリット】
この柔らかいデニムカーテンのメリットは、日差しを程よく通し、日中部屋の中を明るく保ちつつ、風に揺れ、触れた時にも優しさを感じられるような軽やかさを感じられる点です。
【デメリット】
一方、生地自体に厚さがないので、寒さ対策としてカーテンの購入を考えている人には少し物足りないと感じるかもしれません。また、本格的な厚地デニムカーテンと同様、綿100%で作られているので、洗濯や光の強さによって色合いが少しずつ変化していく経年変化が嫌だという方にはおすすめできません。
コットン100%のやわらかなデニムカーテンを展開するKURASIKUから、おすすめのデニムカーテンをご紹介します。
▶デニムブルー
より鮮やかなブルーで、カジュアルな印象のデニムカーテン。
カリフォルニア風やカントリー風インテリアにおすすめのラフ感のあるカラーで、光を通すとより明るいイメージになります。白のリネンはもちろん、華やかな装飾レースと組み合わることでシャビ―な印象になり、また違った表情を楽しめます。
▶デニムネイビー
深みのある藍色で、よりヴィンテージ感の強いカラーです。
ブルックリンスタイルや、ヴィンテージ風インテリアとの相性がよく、家具や建具もウォルナットなど、濃いめブラウンカラーがよく合います。 生地の厚さは「デニムブルー」と同じでも、色が濃い分、遮光性は高いので、日差しが強い部屋や寝室などにおすすめです。
では、インテリアのテイストに合わせたデニムカーテンのコーディネート事例をご紹介します。
①ヴィンテージ風インテリアとデニムカーテン
②北欧風インテリアとデニムカーテン
③シンプル&ナチュラルインテリアとデニムカーテン
④西海岸風インテリアとデニムカーテン
①ヴィンテージ風インテリアとデニムカーテン
ヴィンテージスタイルやブルックリンスタイルは、アメリカニューヨーク州、工場や倉庫が建ち並ぶブルックリン地区をイメージしたインテリアスタイルです。
カフェのようなカウンターやレンガ調の壁紙、アイアンの収納棚など、インダストリアル(工業的)なインテリアが良く合います。
ウォルナットやブラックチェリーなどの濃いめブラウンカラーの家具をセレクトするお宅が多く、デニムカーテンを合わせるなら、生地も濃いめを選ぶとよいでしょう。
こちらのリビングにはKURASIKUのデニムカーテン「デニムネイビー」をコーディネート。さらにかっこよさを出すために、ボタンストラップはブラックカラーを合わせています。
②北欧風インテリアとデニムカーテン
北欧インテリアは、フィンランド・スウェーデン・ノルウェーなどのデザイン性の高い家具や食器・雑貨をミックスさせたぬくもりと居心地の良さを追求したインテリアです。
ヒノキやナラなどの明るいカラーの家具や床のある北欧インテリアに合わせるならデニムカーテンも明るめカラーの「デニムブルー」がおすすめです。
白のリネンカーテンをコーディネートするのもいいですが、もっと遊び心をだすなら、カラーのあるリネンカーテンと組み合わせるとgood。今回はグレイッシュなグリーンのリネンカーテンを合わせました。
北欧インテリアならではの居心地の良さや、柔らかさを出すために、生地の両サイドについたボタンでシェード風のアレンジをしています。
③シンプル&ナチュラルインテリアとデニムカーテン
観葉植物や無垢の家具などの自然に囲まれたシンプルなインテリアの場合、特にポリエステルのデニム風カーテン、デニム調カーテンは合わせにくくおすすめしません。やはり同じ自然素材でまとめたほうがコーディネートに調和がとれるのです。
また、本格デニムカーテンでも、ジーンズのような厚地だと自然体のナチュラルなインテリアの雰囲気には馴染みにくいので、しなやかさのあるデニムカーテンのコーディネートがおすすめです。
日差しがかなり強い窓の場合は、デニムカーテンをレース代わりに、さらに厚地を重ねるコーディネートもいいでしょう。
④西海岸風インテリアとデニムカーテン
西海岸風インテリアは、カリフォルニア風インテリアとも呼ばれます。
西海岸の温暖な気候、眩しい太陽や青い海、心地よい風など、爽やかな自然を感じられる雰囲気をイメージしています。そんな海辺の、リラックスした雰囲気にアメリカならではのヴィンテージテイストを取り入れた、開放的でカジュアルなインテリアスタイルです。
デニムカーテンを象徴するようなイメージのインテリアですよね。
インテリアに個性があるので、ダメージ加工があるような少しパンチのあるデニムカーテンでも合わせやすくなります。 本格的なジーンズのような厚地のデニムカーテンを掛けてもOK。
デニムカーテン独特の色合い、洗いざらし感、こなれ感などをそのままに、さらに窓辺に掛けた時の光や風との調和を考えて、柔らかく、しなやかに織られているKURASIKUのカーテン。
自然素材ならではの豊かな表情は、ポリエステルでは味わえない、心地よい時間をもたらしてくれます。1枚でも、白いレースや厚地を重ねて、さまざまなコーディネートで楽しめる万能なデニムカーテンをぜひ手に取ってください。
KURASIKU(クラシク)
【住所】福井県福井市羽水1-611 カーテンのカズマ内
【電話】0776-97-9066
【SNS】Instagram
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