日々URALA(ウララ)

月刊ウララ6月号『What’s Hot?』より。今、気になる場所・ヒトの一部をお見せします!


前田鎌利
BAR 堀川

伝えたいことを確実に伝える。
それは共感を得るということ。


前田鎌利
書家/プレゼンテーションクリエイター

1973年鯖江市生まれ。武生高校から東京学芸大学に進学、通信会社を経てソフトバンクに。孫正義CEOのプレゼン資料を作るなどの経験を経て書家として独立。「全国高校生プレゼン甲子園」なども手掛ける。一般社団法人プレゼンテーション協会代表理事

人が生きていく中で、果たして自分の思いを理解してくれる人はどのくらいいるだろうか。もしプレゼンテーションスキルが向上すればもっと日本は良くなるのではないだろうか。書家であり、プレゼンテーションクリエイターという肩書を持つ彼が目指すのは、自分の伝えたいことを確実に伝えるツールを作ること。

祖父母が書道に通わせてくれた意味を知り、教師を目指すも阪神大震災で友との永遠の別れを経験し、つながるインフラを作る世の中を先決した。そしてインフラができたときに起きた東日本大震災。つながるということの本当の意味を考えた。

その答えの一つが『私設図書館つぐみ』だった。「言葉や文字で伝えることが難しくても、感動した本や読んでほしい本など、自分の人生に影響を与えた本ならば、自分の代わりに伝えることができますから」。

伝えたいことを確実に伝える。それは言葉だけじゃない、さまざまな表現がある、ということを彼は伝えている。




私設図書館つぐみ
【住所】福井県鯖江市本町2-2-16
鯖江市地域交流センター 市民ホールつつじ内
【時間】10:00~20:00
【休日】木曜、土曜午前
【駐車場】40台
【HP】あり
【mail】 mtugumilibrary@gmail.com

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名店へのオマージュ、福井へのオマージュ。


BAR 堀川

手間を惜しまず苅萱(かるかや)を用いた卯作り仕上げを終え、山積みとなった無垢の杉板に対し、今度は塗師が五回塗りで漆を施していく。店内を彩る漆において、その途方もない作業の中に職人の真髄を垣間見ることができる

エキマエ再開発に伴い、これまでエキマエを彩ってきた店たちが姿を消していった。その一つ、かつて「駅前トライアングル」と呼ばれ、最後まで残っていた名店の一つ、『FANFAN』も53年の幕を下ろした。

ただ、その魂は次へと繋がっていった。同じエキマエの路地裏にある、昭和感を感じさせるビルの2階。『FANFAN』のテーブルや椅子、ランプも受け継ぎ、リメイクをして生まれ変わった。カウンターの意匠も合わせ、まるで名店が復活したかのよう。

そしてこの店の最大の特徴は、入店して感じる漆の香り。天井も壁もカウンターも、エアコンに至るまで漆塗りという徹底度合い。1500年もの歴史を誇ると言われている越前漆器に代表される漆の技術が生きている。もちろん料理や日本酒に使う器、そして箸もすべて越前漆器産地の河和田で作られた最新の漆器。豊富に揃うジャパニーズウイスキーや地酒(700円~)、酒に良く合う細やかな料理に漆器はよく似合う。

ここまで漆をふんだんに使ったのも、来たる北陸新幹線延伸に向けて、福井をアピールしたい思いがある。和紙と共に長い歴史を持つ福井の伝統産業の漆、実は抗菌作用もあるそうで、今の時代にマッチしている空間になるのかもしれない。




BAR 堀川
【住所】福井県福井市中央1-6-4 東ビル2F
【電話】0776-21-3824
【時間】19:00~24:00
【休日】日・月曜
【席数】17席
【駐車場】なし

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