【ふくい噂の真想】
2019/07/15
7月21日(日)に「かつやま恐竜の森」にて開催されるネジアート作りの体験イベント。すでに予約で約40名ほどの応募が入っている人気のイベントだ。しかし、ネジアートってナニ?と思う方もいらっしゃるのでは? そんな方のためにも改めて、あなたの知らない“ネジアートの世界”をここでご紹介。
「北は北海道、南は沖縄」なんて聞き飽きたフレーズがありますが、本当に沖縄からネジアート作り体験に遠路はるばる来た方もいるという、根強いファンが多い。また県外のメディアもこの作品に注目し、多くの紙面などで取り上げられてきました。「県外、もちろん勝山では結構メジャーだけど、福井の方が知られてないんじゃない(笑)」というのが、このネジアートを作品を制作している松村さん。この道10数年、元から職人であったわけでなく、なんと元・商社マン。
松村さんの創作のきっかけとなったのは、ある日、小さなネジの造形物を目にし、それがまるでネジが生きているかの如く衝撃を受けたという。以来「自分でも作ってみたい!」と衝動に駆られ始めたそうで。もちろん、松村さんも最初から上手くできたわけではないよう。ネジ、ボルト、ワッシャー、ナットのみで作られるネジアートですが、簡単そうで実に難しい。ハンダのみでパーツを結合するのですがステンレス同士は、まずくっつきません!
独自の方法でステンレスを結合している松村さん。もちろん体験イベントではこの手法も優しく手ほどきしてくれます。が…、それでもやっぱり難しい! 体験は所要時間が30~45分と設定されてますが、全長5cmほどの恐竜を、大人でも時間内に完成させられない方も少なくないとか。「私だと5分以内に作れますが、5cmほどの作品でも昔は1時間以上かかりましたよ」と、松村さんは言う。誰でも初めから簡単にできるわけでもないのだ。
松村さんは恐竜や昆虫・爬虫類、キャラクター、複雑な人の動きなどを設計図なしで作るというから、これまた凄い。材料はどれも国産一級品のステンレスを使用。だからサビなくいつまでも美しいのだ(※破損した場合は修理も対応)。なお、パーツは全て曲げ具合などを微妙に変え、同一タイトルの作品でも一つとして同じものはなくどれもオリジナル。唯一無二の作品である。
こんな作品に惚れ込み、映画関係者や有名人らが「オリジナルの作品を作ってほしい」との依頼も来たそうで、そんな作品も店頭で見ることができます。もちろん、誰でも「こんな作品を作ってほしい」という要望に応えてくれますよ。こんな魅力的な“ネジアートの世界”、ぜひ一度ふれていただきたい。
(※ネジアートは商標登録されています。類似品にご注意を)
ネジアート 工房&ギャラリー
【住所】福井県勝山市越前大仏門前
【電話】0779-88-5571
【時間】10:00~16:00
【休日】不定休
【駐車場】あり
【HP】あり
恐竜ネジアート体験
7月21日(日)~8月25日(日) イベント情報はこちら
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