【~9/4】「魔女の宅急便」原作者、角野栄子さん。想像力あふれる世界│福井県ふるさと文学館

2022/08/01

「魔女の宅急便」原作本の扉絵にも描かれている場面が会場で出迎えてくれます

「魔女の宅急便」や「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」の作者、角野栄子さんの創作ノートや手帳、物語を彩る原画など、貴重な展示資料を紹介する『角野栄子展 ~魔女とおばけの世界へ~』が福井県ふるさと文学館で開かれています。9月4日(日)まで。

「誰でも魔法はひとつ持っている」。会場を訪れると、「魔女の宅急便」の主人公キキのように想像する力を持っていると語り、私たちを楽しませてくれる角野さんの言葉や、今もなお多くの作品を発表している彼女の発想力、行動力に引き込まれます。



原作者の角野栄子さんは「魔法というのは想像すること」と話しているそう

カラフルな洋服にメガネがトレードマークの角野さん。会場には、NHKの番組「カラフルな魔女」にも出演するほど、ライフスタイルにも注目が集まっている彼女の素敵な写真が紹介されています。

そんな角野さんの代表作「魔女の宅急便」で、主人公のキキが持つ魔法はたったひとつ。いろいろな魔法を使うことができたら簡単に解決できてしまう問題も、ひとつの魔法しか持たないために、試行錯誤をしながら乗り越えていくストーリーが魅力となっています。

「魔女の宅急便」と「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」の原画を中心に、直筆原稿なども見ることができます

今回は「魔女の宅急便」や45年続く人気シリーズ「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」などの原画約70点や、角野さんの原稿や手紙などを展示。「ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」で作家デビューして以来、50年にわたり数多くの作品を世に生み出してきた角野さんの魔法とユーモアにあふれた世界観は、魔女とおばけの世界に迷い込んだような感覚も楽しめそうです。



当時12歳だった角野さんの娘さんが描いた魔女の絵も会場に。「魔女の宅急便」を書くきっかけとなった作品
角野さんが取材で出会った魔女たちを紹介するコーナーや、所蔵する魔女の人形も一部展示していて、かわいいものから、中にはちょっと怖いものも
会場には「アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズ」の作品から飛び出してきたようなアッチの姿も。言葉遊びの要素もあって、本文も一緒に読みやすく紹介しています

展示資料の中には「魔女の宅急便」を書くきっかけとなった、娘さんが書いた魔女の絵や、直筆の原稿、角野さんが描いた物語に登場する街のイメージ図などもあり、創作の息づかいが伝わってくるようです。また会場内にある映像コーナーでは、7月に開催された角野さんの講演会の収録内容を見ることもできます。



そのほかにも、主人公キキの仕事にちなんで、会場周辺のお届け先に荷物を届けると素敵なプレゼントがもらえる企画や、小さなホウキをつくるコーナーなど、関連イベントを開催しています。併設しているカフェ「あすわの木」ではコラボメニューも提供しているので、作品の世界を楽しむことができそうです。

PROFILE/角野栄子
1935年、東京生まれ。1970年、ブラジルに滞在した体験を題材にした「ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」で作家デビュー。代表作の一つである「魔女の宅急便」(福音館書店)で野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞などを受賞。同作は、1989年にはアニメ映画化、2014年に実写映画化された。2018年、優れた児童文学の作家に贈られる国際アンデルセン賞・作家賞を受賞。紫綬褒章受章。


角野栄子展 ~魔女とおばけの世界へ~
【会場】福井県ふるさと文学館(福井市下馬町51-11)
【日程】開催中~9/4(日)
【電話】0776-33-8866
【時間】9:00~19:00(土・日曜、祝日、月曜は18:00まで)
【休日】8/25(木)、8/29(月)
【料金】観覧無料
【HP】あり

関連イベント
角野栄子展関連文学講座「橋をかける ~物語を創る人から 受けとる人へ~」
角野栄子さんのことや、「こどもの広場」の話し。ブックトークも行います。
【日程】2022/8/21(日)
【時間】14:00~15:30
【場所】県立図書館 研修室
【定員】40名(小学生以上・要申込) 【講師】横山眞佐子さん(「こどもの広場」代表)



日々URALAからのお知らせをLINEで受け取れます!

#おでかけ#イベント#福井市内

  • ツイートするツイートする
  • シェアするシェアする
  • 送信する送信する